【人生5.0】Junの一食一飯 #011 かつや【ONLIFE】

この頃、幸せとは何か、考えさせられる機会が多い。

その際はこんな観念がしばしばまとわりつく。

人はどうして、他者に向けて自分を良く見せようとするのだろうか、と。

見下されると、所属する集団の中で待遇が悪くなるからか。

そんな集団と決別し、一人孤独に、自足した時間を過ごすのは険しい道なのだ。

 

あるいは、良く見せようとしているつもりは無いのかも知れぬ。

にも関わらず、私の目にそれが見栄として映っているのかも知れぬ。

本人は、本当の自分をありありと開示しているのだ。

本当の自分?自分とは何か。

 

ほんの少し硬い話が挿し挟まってしま

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【人生5.0】Junの一食一飯 #010 社員食堂【ONLIFE】

社員という言葉には、輝くという意味がある。

私は私の人生の舞台の傍観者ではない。

できる限りこの人生を喜劇的かつ諧謔的に主演を勤め切ってやりたいと思う。

脚光を浴びて、称賛されたい、誰かのために生き、そして死にたい。

Shineは「死ね」と書くのだと、誰かの揶揄する声が聞こえる。

そんな非難は笑い飛ばしてしまえば良い。

大学を卒業してから一途に同じ企業に勤めている。

居心地は自分に合うように多少良くする事ができた。

録でもない事が起こりでもしない限り、勤め上げたいと思う。

自分の会社のために尽くすのは、世のため人のためにな

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【人生5.0】Junの一食一飯 #009 やよい軒【ONLIFE】

考えろ、考えろ。

俺たち人間て奴ばらにできるのはせいぜい考えることだ。

悩む前に考えろ、そしたら迷わず行動せよ。

時間が無ければ行動しながら考えたって良い。

土曜の昼食が毎週ラーメンではいけない、さりとてその隣にあるカレーというのも芸がない。

両方行くのはもう通用しない。

 

そんな中で、ちょうど思い当たったのがやよい軒さんだ。

身体はCoCo壱番屋さんとその隣にある家系ラーメン店さんの前まで来ていたのだが、考える力が、意志の力が勝利した。

流石アライアンスを代表するシステム、ピッチスペルである。

急いで身体を右へ

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【人生5.0】Junの一食一飯 #008 珈琲所コメダ珈琲店【ONLIFE】

咖喱の後には珈琲を飲む。

この二つをセットにしているイメージは何処で植え付けられただろうか。

新宿か新橋か、まあそんな所だろう。

前回、CoCo壱番屋さんで咖喱を頂いた。

無論日を改めてではあるが、珈琲を飲みに行こうと決めた。

向かうのは珈琲所コメダ珈琲店さんだ。

 

よく見かける記事には、その質量感に圧倒されて、敗北感と共に退店という一連のクリシェが出来ている。

変態&異常の二重属性を食欲に擁する私には、何、恐るるに足りぬ。

だが念のため、朝食はコンビニおにぎり二つにしておいた。

何も食べないままでは、日

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船橋ノワール 第六章

十畳の和室、瀟洒な山水の軸を掛けた床の間を背に、綿摘壮一、永井日出夫の両名が並んで座り、酒を飲んでいる。届いたばかりの天婦羅は四人分だが、対面の客たちは鰈の焼物にも碌に手を付けず帰ってしまっていた。永井老は早速タラの芽を一つまみ噛み締め、酒で流す。特別本醸造の八海山が春の香りを引き立てる。もうこれで十分。あとは、健啖家の壮一が楽しそうに飲み食いするのを眺めていれば良い。ここ、船橋市湊町にある割烹旅館玉川は、創業大正十年。『ダス・ゲマイネ』を含む太宰治前期三作品が書かれた所縁ある旅館だ。この界隈では最早入手

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【04】虚飾性無完全飯罪

CHAPTER:04 そんなら命は頂けない

これは走馬灯だろうか。

懐で暖めたあの卵が小さかったこと。ひび割れてから手出し無用だった、自分が役立たずの傍観者になったこと。殻から顔を出した雛鳥には、真っ先に自分の顔を見せたくて、殴り合いの喧嘩をしたこと。触れただけでも潰れてしまいそうな小さな体から、片時も目を離せなかったこと。鳥篭から離れての仕事に身が入らず、持ちうる時間は徹底的に費やす方法から効率重視路線になったこと。無垢な瞳をこちらに向けて、手のひらから一心不乱に餌をついばんでくれたこと。

いつの間にか頑丈そう

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