何だかパッとしない毎日。
先日のデザフェスでは、メンバーで唯一サングラスを忘れて、独り無関係を装って居たかのような男、Sho。
彼は困難に直面して居た、あるいは精神と時の部屋で修行に明け暮れて居た。
長かったその期間が明けた先月、ようやく我々三人で飲み会という名の酒盛りやスタジオを借りた自慰に耽けることが出来たわけだ。
「次はなにしよっか?」
かつては、俺の記憶が確かならば、ラズベリーのパン頬張りながらShunが聞いて来た。
此奴はいつだって俺たちを燻らせないような配慮が上手い。
『え~?曲作りしてる時が一番俺は幸せなんだけどなあ。もしくは、下らねえラジオトークとか素人ボードゲーム実況とかしてえのになあ』
頭の中で、あるいは心の中でこう考えているJunは無責任な男である。
其奴は作詞と打ち込みしかしないからそう思えるのだ。
Sho「あれ、前回のM3のリベンジにデザフェス出るの、開催いつだっけ?」
彼奴は半年近く街中がみんな他人に見えても、仲間たちに会えたからビタミン不足の冴えない顔にSay Good-Bye!した。
そうだ。
俺たちは五年以上の歳月をかけて作り上げた曲たちをCDの形にまで仕上げることができたんだ。
そんなわけで7/14土曜、出遅れた夏を取り返すかのように、三週間後のデザフェスに”Goodmorning!”することに決めた。
何処からきて何処へいくの人は。
そんな感情を扇風機仕掛けの馬たちに託して、狭過ぎるスペースに三人で居座るためのたった一つの冴えたやり方として机を秘密基地仕立てにするとか、記憶に残るお名刺代わりにフーセンガムでも持って行ってもらうだとか。
好きならこっちから行かなくちゃの精神で、俺たちSPEEDTechnoBreakのブースをデザインして、いつかあなたを振り向かせたい。
そう、そんな俺たちが一ヶ月足らずのこの期間を駆け抜けて思ったこと。
ブース前を行き過ぎる人たちがみんな他人に見えても、仲間たちに会えたよ。
ここまで読んでくれたアンタのこと。
全身タイツでも、ありのままの自分をもっと好きになりたい。
週末が明けて、新しい朝、動き出す街。
どんな時でも明日を信じてる。
「もう泣かない…」
みんなデザフェスお疲れ様でした!!