【2024冬号】ヤレるデッキを提案してみる #01 《昭光の巨匠》【キ刊TechnoBreakマガジン】

糞Jun「《昭光の巨匠》の魂を救済したい…」 違和Sho「それどっかで聞いたことある台詞だ」 “人物紹介”糞Jun:もう歌わなくなったバンドマン。ヴォルラス野郎。デッキ作りは金を掛けずに、名誉を賭ける(だから負けると結構悔しい)。《思考囲い

【2024冬号】担々探訪 #003 錦糸町錦鯉【キ刊TechnoBreakマガジン】

「禁酒町へようこそ、ここは最後の楽天地」  男は谷淵と名乗った。その名の通り、覗き込むかの様な目つきをしていた。同業者の中尉だ。墨東軍閥は臙脂色した軍装が特徴的だが、我々は私服で落ち合った。 パチスロの目押しでもさせたら巧そうだな、と言うの

【2024冬号】糞Jun 今月のHustleデッキ #007【キ刊TechnoBreakマガジン】

糞Jun  聞いてくれ、そのデッキは誰のデッキだい?というのも、一月にShoが持ってきたデッキに搭載されていた《小走り樫》と《南小路のロージー・コトン》の無限トークンの事なんだが、そりゃ俺だって《液鋼の塗膜》と《大いなる創造者、カーン》の毎

【2024冬号】酒客呵業 #002 秋葉原 赤津加【キ刊TechnoBreakマガジン】

「本物の乞食は、懇願せずとも物がやって来る」  禍原先生の言である。彼は職員室内で賞味期限が切れた物は何でも寄越して下さいと宣言している、小洒落たスーツの自称物乞いだ。数年前、デスクの上に十ダース以上あろうかという程のカロリーメイトが誰かか

【2024冬号】第十回戦 肉薄 Uncommon Low Skirmish-珍法小競合-【キ刊TechnoBreakマガジン】

負けられない戦いに負けた男が、またしても負けられない戦いに赴く。 土曜十五時、開店から錦糸町82へ。 【一月一回戦第一試合】 先攻Jun、黒緑ミシュラランドをタップイン。 後攻Sho、白緑二色土地から《魂の管理人》、白い強カード再利用デッキ

【2024冬号十二月分】環状赴くまま #026 品川ー高輪ゲートウェイ【キ刊TechnoBreakマガジン】

年末は双方都合が悪く、明る二日に顔合わせ。上野、正確には御徒町だが、一時半から北野武監督『首』を鑑賞し、興奮冷めやらぬまま品川駅16:40スタート。 東側港南口、交番前で乾杯。 前回ゴールだった飲み屋街を突っ切る。黄昏時の、佳い時間帯だった

【2024冬号】ラーメンドラゴンボウルZ #002 京都タンポポ【キ刊TechnoBreakマガジン】

 観念でラーメンを啜っていたって、これっぽっちも美味く無い。禅寺を無心になって訪れる事が出来ない様に。東京から西京、いや旧京、いや京都へせっかく来たわけだから、どこで食ったものか、やはり観念で検討せざるを得ない。僕はこんな自分が好きじゃ無い

【2024冬号】担々探訪 #002 大塚鳴龍【キ刊TechnoBreakマガジン】

 謹賀新年。僕は迷信深い性質だから、験担ぎに相応しいと思われるお店へ向かった。某コンビニでカップ麺を買い求めるときは、五割以上の頻度で手にしている商品を監修しているお店だ。大塚、鳴龍さん。辰年を幕開ける担々探訪にうってつけではあるまいか。大

【2024冬号】糞Jun 今月のHustleデッキ #006【キ刊TechnoBreakマガジン】

糞Jun  堕落した言語術師(ロゴスマンサー)の俺としては、ゴルガリ(黒緑)カラーのデッキを作らない訳にはいかなかった。だが、考えられるアイデアは《ファイレクシアの抹消者》を格闘させてリソースを削ぐくらい、そういうファンデッキ的な物を構築し

【2024冬号】第九回戦 崩壊 Uncommon Low Skirmish-珍法小競合-【キ刊TechnoBreakマガジン】

たかが一勝に気を良くしてはならない。 先月の二連勝から再度期間が空いたが、十二月の戦い。 錦糸町82にて時間通りに開始。 【十二月一回戦第一試合】 先攻Sho、万能土地《閑静な中庭》を忍者指定で場に出し、攻撃時にブロックされなくなる《未来派

【2024冬号】西芳寺観光案内【キ刊TechnoBreakマガジン】

 利益を求めて苔寺の愛称で呼ばれる禅寺へ行って来た。人数制限があり、申し込みは前もってオンライン予約する必要があったので注意されたい。拝観料はクレジット決済で四千円。  この日は十時半の開門に申し込みました。桂駅から最寄りの上桂駅まで歩いて

【2023年冬号十一月分】環状赴くまま #025 大崎ー品川【キ刊TechnoBreakマガジン】

この日は事情により日曜、明日の業務のため少々早めの集合となった。 生憎の空模様だったが、雨に降られていなかったのには救われた。 ここは先月も通ったのだが、ともかく品川へ向かう。 今回、山手線が下に凸となっている最下限をぐっと上に向かうのだと

【2023冬号】担々探訪 #001 船橋川菜味【キ刊TechnoBreakマガジン】

 JR西船橋駅構内にインペリアル・トレジャーという担々麺専門店があった。大層美味くてよく行ったし、飲み仲間からも〆によく誘われた。麻婆豆腐も好きだが、それ以前から好きだったのが其処の担々麺だった。僕はまたあの味に巡り合いたい。急に感傷的にな

【2023冬号】糞Jun 今月のHustleデッキ #005【キ刊TechnoBreakマガジン】

糞Jun(10/7執筆)  何かから逃げている時って、どうしてあんなに夢中になれるんだろう。俺もShoも学業から逃げていた時期があった。俺は小林秀雄の文章を読み漁り、Shoは早稲田松竹で名画を観賞していた。奇しくも新宿区の徒歩圏内で二人は邂

【2023冬号】糞Jun 今月のHustleデッキ #004 緊急速報版【キ刊TechnoBreakマガジン】

糞Jun(11/20執筆)  いよぉぉぉっし!Hustleカムバック!俺だ。11月は圧巻の二連勝を決めて、Shoに半ベソをかかせてやったZE!そんなわけで、デッキ紹介行ってみようか!手応えのあるデッキは自慢したくてしょうがないNE! デッキ

【2023冬号】第八回戦 反抗 Uncommon Low Skirmish-珍法小競合-【キ刊TechnnoBreakマガジン】

日曜の業務、比較的ラクな部類ではあったが人前に出るので多少はピリピリして準備していた。それ以上の準備を前回からの二週間をかけて行っていた。勝ったり負けたり、負けたり調整したり、負けたり構築したデッキを放棄してみたり。色々とストレスの溜まる日

【2023秋号】『東京名酒場問わず語り』レビュー【キ刊TechnoBreakマガジン】

 読んだが良かった。私なぞ、CoCo壱でカレーを食ったと言うだけで、ダラダラと二千字書いたりがザラだ。しかし、『東京名酒場問わず語り』の奥祐介さんは、問われても無いのに語り出しせばきりが無いらしく、出るわ出るわこんなにあるかと言う程の名店に

【2023秋号十月分】環状赴くまま #024 五反田ー大崎【キ刊TechnoBreakマガジン】

夕闇の訪れが駆け足になってきた十一月末、五反田駅改札で我々は落ち合った。 この催しにはいつもアシスタント枠扱いで呼んでいるようなものなので、Shoにはいつも謝礼代りの恵比寿ビールを飲んでもらっている。 西口から南東へ向かう。 ここの向こうに

【2023秋号】糞Jun 今月のHustleデッキ#003【キ刊TechnoBreakマガジン】

糞Jun  やぁ、みんな!Hustleおじさんさ、ハハッ!エルドレインの森、楽しんでるかい?アレはもうMtGの多元宇宙じゃなくて、ディ◯ズニーユニバースビヨンドって感じがするよね。穴イキ?みたいなのとか居るよね。この仮説を検証しようと例の男

【2023秋号】第七回戦 希望  Uncommon Low Skirmish -珍法小競合-【キ刊TechnoBreakマガジン】

三週間の激闘から、半月が経った。 争乱から離れた半月だったが、準備は着実に行っていた。 この日も錦糸町、82エールハウスで15時開店の時間キッカリに二人は落ち合った。 今月からShoの提案で、先攻後攻は前回の敗者が選択し、じゃんけんで決める