糞Jun「《昭光の巨匠》の魂を救済したい…」
違和Sho「それどっかで聞いたことある台詞だ」
“人物紹介”糞Jun:もう歌わなくなったバンドマン。ヴォルラス野郎。デッキ作りは金を掛けずに、名誉を賭ける(だから負けると結構悔しい)。《思考囲い》ローウィン派。二つ名は「歪んだ三位一体」。
“人物紹介”違和Sho:MtG好きのプログラマ。2024年に元嫁との住処を手放し、禁止されていたペット(ウサギ)による汚れのクリーニング費用に八十万円の請求をされている。これはディズニーリゾートホテルでの挙式(披露宴無し)と同額とのこと。二つ名は「堕落したFallen」。
糞Jun「《昭光の巨匠》はMtGアリーナ初心者におすすめという記事にも採り上げられていて、検索ワードでも『強すぎ』が候補に上がったりと、既に強さは認知されている模様です」
違和Sho「魂の救済はどうなったんだろう」
糞Jun「記事冒頭のお約束ってことで」
違和Sho「赤毛のアンヒンジド」
糞Jun「で、巨匠にスポットを当てた紹介記事は既に幾つかあったんです。白赤ボロスカラーならお馴染みこちら、あと白青アゾリウスカラーならこちらとか」
違和Sho「ボロスヒロイックなんてデッキタイプとして既に存在してますね。これをわざわざ記事にしますか?」
糞Jun「では、完成したデッキをご覧下さい」
糞Jun「《昭光の巨匠》をパンプアップさせてさっさと殴るアグロデッキ、エネルギッシュで密度が濃いので『刹那五月雨』と名付けました」
違和Sho「デッキ名に『サカイノ式』は着かないタイプですか?」
糞Jun「着くわけないだろ」
糞Jun「基本路線は先述のブログやMtG Wikiにあるシナジーを利用して、ブロックされない巨匠が殴るたびに謀議していきます」
違和Sho「《昭光の巨匠》と《警備の抜け道》は簡単で強力な組み合わせですよね」
糞Jun「週一イベントUncommon Low Skirmish-珍法小競合-で白青デッキが入り用だったので、アゾリウスカラーを採用しました」
違和Sho「毎週、お互いの存在意義を賭けて戦っています」
糞Jun「何言ってんだ、どっかのレシピパクって構築してるクセに!」
※編集注:糞Junは違和Shoのイゼットウィザードやセレズニアカンパニーに好感を持っていないが、週一バトルのULSではレシピパクりに対する制限は一切ないので、ルール上では完全にリーガル。
違和Sho「自分だってWikiの記事からシナジーパクってんじゃん…」
糞Jun「それがデッキ構築までとなると話は別!まず、別所のnoteで採用されていた《嵐追いのドレイク》は検討の結果不採用です」
違和Sho「まぁ、ワイルドカードもアンコモンで済むし、そこまでの痛手では無かったんですね。しかし、不採用の理由は?」
糞Jun「三ターン目の生存が不確実な二マナクリーチャーを、厚く採用する必要が認められなかったんです」
違和Sho「一マナでアドバンテージに繋がる《エスパーの歩哨》、謀議用か降霊のための避雷針上等で召喚する《双刃の霊》、ターンエンドから奇襲を仕掛けていく《瞬唱の魔道士》…これらのクリーチャーに対してに《嵐追いのドレイク》では力不足だったと」
糞Jun「はい、デッキの中で居場所を失っていきました」
違和Sho「『機械兵団の進軍』で登場した20円のコモンカードはどうですか?」
糞Jun「使えば使うほど、このカードにのめり込んでいく、までには至らずです。巨匠の謀議を回すには呪文の対象にしなければならず、《サイバの暗号術師》の能力の対象にするのでは謀議出来ないんですよね」
違和Sho「だから布告系除去のみならず全体除去まで躱せる《とんずら》、《渦巻く霧の行進》でフェイズアウトさせる戦術を採用していく、と」
糞Jun「対戦相手の三ターン目エンド前、巨匠に《とんずら》でパンプアップさせてから翌ターン殴りかかるのは半ば勝利宣言です。護る手札が他にもあるというわけですから」
違和Sho「それこそ《瞬唱の魔道士》で再利用したり」
糞Jun「白単魔技デッキで見かけた《農家の勇気》や《導きの声》がかなり安くて渋い。特に《農家の勇気》は謀議で捨ててしまってもフラッシュバックで唱えさせられる。一方で、このデッキはせいぜい土地四枚で何とかしてしまいたいので、《自身の誇示》は不採用です。」
違和Sho「そこまで唱えると、構えに残すマナも尽きてしまう」
糞Jun「感触としては《導きの声》で履修するカードは《拡張解剖学》ほぼ一択です。《アルカイックの教え》は唱えているヒマもない」
違和Sho「《謹慎補講》は《ゼロ除算》から引っ張って来る感じですか?」
糞Jun「《至高の評決》対策ですね。打ち消されない全体除去はかなり厳しいですから」
違和Sho「あれ?逆にアゾリウスカラーなら、《至高の評決》メイン採用もあり得たんじゃないですか??」
糞Jun「《渦巻く霧の行進》やレア土地にワイルドカード割き過ぎて、もうありませんでした」
違和Sho「ニヤニヤ」
糞Jun『そのせいで青黒ディミーア忍者に負けたんだよな』
違和Sho「ニヤニヤ」
糞Jun「ただ、このデッキは警戒が付与されがちな《昭光の巨匠》が棒立ちと言うだけで、相手からの攻撃が躊躇われるので、赤単ゴブリンや緑単エルフに五分以上です」
違和Sho「…それは青黒忍者が環境最強ってことか??」
糞Jun「力線《現実の断片化》や、《とんずら》が刺さる《地質鑑定士》にも五分です」
違和Sho「じゃあ、青赤イゼットウィザードは??」
糞Jun「九割不利です。一ターン目の《損魂魔道士》で心の中は投了です」
違和Sho「ニヤニヤ」
糞Jun「コイツぶん殴ってカードドローしてやろうかな」
違和Sho「ぶん殴ってドローと言えば…」
糞Jun「そうです、白青緑バントオーラのnoteに紹介されていた《圧倒的洞察》を採用できました。」
違和Sho「こんなカード気付かないので、やはり資料を残してくださっている先達はありがたい」
糞Jun「このデッキの戦績がこちらです!」
糞Jun「ミシック到達!報酬五パックゲット!」
違和Sho「言っちゃ何だけどヒドい事思いつきました!コレって《不可視の忍び寄り》とか《聖トラフトの霊》に強化エンチャント重ねてく『呪禁オーラ』デッキで良かったんじゃないですか?」
糞Jun「二段攻撃と謀議のキルターンの方が速そうな気がしたんです…」
違和Sho「各種力線に《現実の断片化》撃っちゃった方が…?」
『刹那五月雨』はアグロデッキと言いつつ、《昭光の巨匠》、《警備の抜け道》、必要ならば《とんずら》や《圧倒的洞察》など各種パーツが不可欠なある種のコンボデッキに仕上がっています。無論、《エスパーの歩哨》が仕上がってから五ターン目に《昭光の巨匠》が手札に来た際には、それを召喚せずに殴り切るデッキではありますが。上記、各種記事やサイト様にはたいへん有意義な情報を提供して頂きましたことを最後に御礼申し上げます。