【人生5.0】Junのラーメンドラゴンボウル(碗) #007 戸隠 奥社前なおすけ【ONLIFE】

なぜ何も無いのではなく、何かが在るのか?

違う、何もでもなければ、何かでもない。

なぜラーメンが無いのか。

ラーメンが無いならば、ラーメンドラゴンボウルも無いのか。

そこに無ければ、無いのだ。

では、何があるのか?

そこには痩せた大地があった。

だが、高く険しい山岳が連なった。

魅せられた人々が集ってきた。

やがて寺が建ち、宿坊が出来、集落が起こる。

千年以上前には歌枕として知られる名所となった。

そこは長野市戸隠。

九頭龍伝説を起源に持つとも、岩戸が高天原から投棄された先とも伝えられる。

戸隠にラーメン屋さんは無い。

お蕎麦屋さん…

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【人生5.0】Junのラーメンドラゴンボウル(碗) #006 稲毛 炭よし【ONLIFE】

「俺は、お前が切っ掛けになって、俺達三人の友情が終わるんじゃないかと思ってる。」

先日、こう言われた。

ことの発端は、今から遡ること一三八億年前、いや、宇宙の起源にまで遡る必要はあるまい。

我々の問題解決にカントの助力を得ようと欲するならば話は別だが、彼もまた第一アンチノミーに突き当たって因果律が破綻してしまうことになる。

そう、ことの発端はごく私的な問題で、今流行の歌手の歌を流すのを止めてくれと要請したのを、冒頭の発言の主が聞き咎めたのだ。

その男にはこう弁明した、大きな失恋から立ち直れないでいて、その女性がよく

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【人生5.0】Junのラーメンドラゴンボウル(碗) #005 金龍ラーメン御堂筋店【ONLIFE】

年末の職場閉鎖期間、私は研修で大阪へ行く。

都内での研修は十二月中旬にあるのだが、通常業務を優先させるために申し込む事はしない。

止む無く、家で怠惰を謳歌する時間を、自身の鍛錬に昇華させる。

ちょっとした旅行感覚を味わうためにも。

期間は二十九、三十の二日間、これを二十八日に前入りする。

行きも帰りも深夜バス、泊まりはネカフェの貧乏旅行である。

 

休日が湧くと朝七時に起きてロング缶のビールを二本飲んでから寝直し、昼に起きたらワインをボトル半分飲んでから三度寝、活動開始は十六時頃。

大抵はこんな風にして、文化的

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【人生5.0】Junのラーメンドラゴンボウル(碗) #004 木場 來々軒【ONLIFE】

ラーメンのアタマにお野菜は不要だ。

これが私の基本的視座である。

無論、嫌いなわけでも食べられないわけでもない。

不要だと思っているだけで、イデオロギーではない。

人間の主体的思考の枠組みを犯すから、イデオロギーは大嫌いだ。

だから、お野菜は必要に応じて頂く。

 

そんな私だから、担々麺を食べに出向く事はあっても、わざわざタンメンを食べに行く事はない。

ただ一軒を除いて。

そのお店は、東京都江東区にある。

ちょうど、東西線の木場駅と東陽町駅との境。

駅から歩く、秘境とまではいかないが、行列のできる一軒である。

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【人生5.0】Junのラーメンドラゴンボウル(碗) #003 ラーメン二郎 仙台店【ONLIFE】

有名観光地然としたラーメン屋さんへいく時は、一時間も待たされるのが嫌なので、開店の三十分前から待つようにしている。

その日は四十分前に着いた。

先頭が一名、これがありがたかった。

私はこのお店に這入ったことがなかったためだ。

そんなわけで、私はラーメン二郎仙台店さんの閉ざされたシャッターを見ていた。

 

物心つく前に七夕を見て以来、ここ仙台には奇妙な縁で惹かれている。

社会人になって以来、だいたい二年に一度は深夜バスで行くのだ。

文章を書くのに良い環境だと判明したため、これからもっと行く頻度が増えそうな気もして

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【人生5.0】Junのラーメンドラゴンボウル(碗) #002 カップヌードル カレー【ONLIFE】

あぁ、好きなものばかり無限に食べたい。

濃い味の食事、脂ぎった大皿を何度もお代わり。

それを、コカコーラの何倍も甘いようなビールで流し込む。

ビールに飽きてからは、蒸留酒も良いが、香り高い日本酒やワイン。

右手に盃、左手はベタついたチーズを鷲掴み。

何も我慢していないから精神衛生は至上、それ故に病気にならない。

こんな空想が私の食欲を突き動かし、しばらくの間だけ自由になれる。

 

最近は追い飯という名で市場拡大を目論んでいる、ラーメンライス。

私はあまりこれをやらない。

ラーメンのスープを完まく(家系ラーメン屋さん

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【人生5.0】Junの一食一飯 #012 こってりらーめんなりたけ Junのラーメンドラゴンボウル(碗) #001【ONLIFE】

ウルトラネガティブとハイパーポジティブを併せ持つ、エクストリームニュートラル。

私の意匠はこれである。

換言すれば、右も左も均しく斬り捨て、我が身も捨てる、そんな意匠だ。

孔子はこれを中庸と呼んだに違いないのだが、私のような小人には実践できぬと明言している。

「国を平和にすることも、無給で労働することも、白刃の上を歩いて渡ることもできる。それでも中庸だけはなかなか出来ない」と言う風な事を、孔子先生は言っているから。

確かに頷ける、なぜなら私が注文するラーメンは必ずこってりで、均しくあっさりを注文することはなかなか出

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【人生5.0】Junの一食一飯 #011 かつや【ONLIFE】

この頃、幸せとは何か、考えさせられる機会が多い。

その際はこんな観念がしばしばまとわりつく。

人はどうして、他者に向けて自分を良く見せようとするのだろうか、と。

見下されると、所属する集団の中で待遇が悪くなるからか。

そんな集団と決別し、一人孤独に、自足した時間を過ごすのは険しい道なのだ。

 

あるいは、良く見せようとしているつもりは無いのかも知れぬ。

にも関わらず、私の目にそれが見栄として映っているのかも知れぬ。

本人は、本当の自分をありありと開示しているのだ。

本当の自分?自分とは何か。

 

ほんの少し硬い話が挿し挟まってしま

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【人生5.0】Junの一食一飯 #010 社員食堂【ONLIFE】

社員という言葉には、輝くという意味がある。

私は私の人生の舞台の傍観者ではない。

できる限りこの人生を喜劇的かつ諧謔的に主演を勤め切ってやりたいと思う。

脚光を浴びて、称賛されたい、誰かのために生き、そして死にたい。

Shineは「死ね」と書くのだと、誰かの揶揄する声が聞こえる。

そんな非難は笑い飛ばしてしまえば良い。

大学を卒業してから一途に同じ企業に勤めている。

居心地は自分に合うように多少良くする事ができた。

録でもない事が起こりでもしない限り、勤め上げたいと思う。

自分の会社のために尽くすのは、世のため人のためにな

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【人生5.0】Junの一食一飯 #009 やよい軒【ONLIFE】

考えろ、考えろ。

俺たち人間て奴ばらにできるのはせいぜい考えることだ。

悩む前に考えろ、そしたら迷わず行動せよ。

時間が無ければ行動しながら考えたって良い。

土曜の昼食が毎週ラーメンではいけない、さりとてその隣にあるカレーというのも芸がない。

両方行くのはもう通用しない。

 

そんな中で、ちょうど思い当たったのがやよい軒さんだ。

身体はCoCo壱番屋さんとその隣にある家系ラーメン店さんの前まで来ていたのだが、考える力が、意志の力が勝利した。

流石アライアンスを代表するシステム、ピッチスペルである。

急いで身体を右へ

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