【2024冬号】第九回戦 崩壊 Uncommon Low Skirmish-珍法小競合-【キ刊TechnoBreakマガジン】

たかが一勝に気を良くしてはならない。

先月の二連勝から再度期間が空いたが、十二月の戦い。

錦糸町82にて時間通りに開始。

今月のUncommonガール

【十二月一回戦第一試合】

先攻Sho、万能土地《閑静な中庭》を忍者指定で場に出し、攻撃時にブロックされなくなる《未来派の調査員》を召喚、この日持ち込んだのは青黒忍者部族デッキだった。

その後、《銀毛の達人》、《毒血勢団に口封じ》、二枚目の《銀毛の達人》、《千の顔の影》と立て続けに展開され、満足なブロッカーも除去も無いJunは敗北。

Sho側はあっけなく一勝を掴んだ。

【十二月一回戦第二試合】

Jun先攻、二ターン目に二段攻撃の《双刃の霊》召喚。

ターンもらってSho、《バルターズゲートのクライドル》召喚。

三ターン目Jun、クライドルに強気のアタック、これはスルーで二点ダメージ。

この後、クライドルに対し《魂の仕切り》で追放、Shoの召喚した《裕福な盗人》は《瞬唱の魔術師》から再利用した《魂の仕切り》で再度追放。

Jun、《警備の抜け道》を《双刃の霊》にエンチャントし、ブロック不可の二段攻撃が何度もアタックを通していく。

Shoからの除去はことごとく《渦巻く霧の行進》によって躱されJunが殴り切る。

【十二月一回戦第三試合】

Sho、青黒二色土地をセットしてエンド。

Jun、白青二色土地から《エスパーの歩哨》を召喚してエンド。

「ソイツも居るのかよ」最初に唱えたクリーチャー以外の呪文に対応してドローが誘発してしまうから、確かに出されると嫌なカードではある。

ターンもらってSho、土地を出して《大群の妨害工作員》召喚、攻撃が通ると手札破壊能力を持った《ウイルスの甲虫》というクリーチャーを手札に創出するヤツだ。

ターンもらってJun、《魂の仕切り》で妨害工作員を追放、1/1の歩哨でアタック。

三ターン目Sho、三枚目の土地を出して《銀毛の達人》を素出しで召喚。

ターンもらってJun、歩哨に《圧倒的洞察》をエンチャント、さらに《農家の勇気》で追加の強化するものの、Shoの《致命的な一押し》で除去されてしまう、ここはマナを立てて我慢しておくべきだった。

これにて趨勢は決し、その後Shoは順調に忍者団を並べ二枚目の《銀毛の達人》、《月の賢者の養子、ナシ》、《月回路のハッカー》、《巧妙な潜入者》で波状攻撃を連打してあっけなく勝利。

全体除去を搭載しなかったJunの慢心、マリガン基準の厳格化が求められる。

【十二月二回戦第一試合】

負けられない戦いに臨むJun、最強の赤黒デッキを持参する裏をかいて前回同様の白青巨匠。

対するSho、Junをあざわらうかのように前回同様の青黒忍者デッキ。

こうなると全体除去を搭載していないJun側はかなり苦しい。

二ターン目後攻のSho、《大群の妨害工作員》、これに合わせてJun《瞬唱の魔道士》。

ターンもらってJun、魔道士の攻撃が通り、《双刃の霊》を召喚。

ターンもらってSho、妨害工作員でアタック、二段攻撃の霊がブロックして双方死亡、戦闘後に《銀毛の達人》《千の顔の影》を召喚。

ターンもらってJun、《双刃の霊》を降霊で魔道士にエンチャント、二段攻撃が通る。

ターンもらってSho、忍者二体でアタックし忍術発動、《毒血勢団の口封じ》の効果によりJunの魔道士が破壊される。

これにより、除去もないJunは手詰まり、Shoは戦場に忍者が三体だが、Junの手札にある魔道士二枚ではクリーチャー戦が不利。

ゲーム終了。

【十二月二回戦第二試合】

Jun先攻、土地一枚マリガン、土地四枚クリーチャー無しマリガンのダブルマリガン、この時点で敗色濃厚。

Sho、《千の顔の影》召喚。

四ターン目のドローでようやくJunにクリーチャーが入る、《瞬唱の魔道士》。

エンチャントした《圧倒的洞察》でのドローや、Shoからの《致命的な一押し》を《渦巻く霧の行進》で躱したりなどしても、Jun側はリソース切れ。

最終的にSho側の展開はトークン込みの《大群の妨害工作員》三体、《バルターズゲートのクライドル》、《千の顔の影》、《ウイルスの甲虫》。

バランス型の忍者デッキ対特化型の二段攻撃デッキが二週にわたって当たり、Junにとっては最悪の月であった。

デッキ相性とか対Jun対策など、不愉快なので終える。

今月のUncommonガール