レンガをヒュッ
レンガの面が額にゴッ
「マーブ!!」
Shun「残り30分でこの宇宙船は爆発します。」
Jun「地球号が?!やばい!マジ卐!」
Jun「(気を取り直して)じゃあ、この狭い宇宙船地球号に乗っておりますメンバー三人、最後の酒盛りでもしましょうか。」
カッパ、プシ!
Shun「ア、ドワナ、クローマアーイ!」
Jun「(スティーブ・ブシェミが重機に乗るマネで)全っては〜、主の〜、御手に〜♪全っては〜、主イエスの〜、御手に♪全ては、主の手に♪」
グビグビグビグビ
Shun「www何か混ざってんぞw」
Jun「今夜はツいてる♪」
Shun「パチスロ名探偵コナンで何万負けたんだwww」
Jun「オーラレインボーねぇ・・・。」
Shun「残り15分やで。」
Jun「まぁ、俺中学の時から剣道をずっと続けてなくてよかったわ。声潰れてたら10年前の夢もなければ、7年前のバンド結成も無かったからな。」
Shun「終わるなぁ、宇宙船地球号。」
Jun「俺たちTechnoBreakを受け止めきれない地球なら、いっそ無くなってしまえば良いだろ。」
Shun「此の期に及んでやめーやwww」
グビグビグビグビ
Jun「死とは何かねえ。何を残せたのか。残す、幻想だね、それは。」
Shun「空いたで、1缶。」
Jun「せやねえ、人生とは空かない気がするこのチューハイの缶なのかしらねえ。」
Shun「・・・。」
Jun「パチパチ弾けるこの泡なんて、ほっとけばいずれ消えて無くなるんや。そうなる前に、飲み干すんやで。」
グビグビグビグビ
Jun「これが偽りの永遠や。ずっと続く気がしているだけなんや。」
Shun「お前、飲みすぎちゃうか?」
Jun「肝臓が死ぬまで変わらんど。」
Shun「なぁ、1つええか?」
Jun「おん?」
Shun「なんでこの会話にShoが出てこんの?」
Jun「はぁ?インポ野郎のことは知らんわ、勝手にサシで飲んでろや。」
グビグビグビグビ
Sho「まず振り込み完了しました。」