「失敗から学ばない、学びではない何か・・・。」
「滅び・・・。」
Shun『コイツ、誰と会話してるんだろう?』
そう、ホッピーはアクセルでありブレーキでもある、確かに。
亀戸の立ち飲みで久しぶりに飲むことになった。
先々週は、俺が持ち込んだ日本酒で宅飲みをしていたのだが。
さて、通された奥の卓。
いつもなら、その隣のドラム缶の上だ。
そこで対立構造が潜伏する。
どうやらShunは自身の無駄な体毛はwipe outしたいらしい。
自分の体毛に関しては持続可能な開発を見据えていない。
全ての体毛を自分事に考えている裏返しだろう。
誰も置き去りにしない。
その代わりに、無駄な体毛は一掃したい。
そんな、Shunの心の叫びだ。
一方でJunは、祖父譲りの体毛を良しとしている。
ピアース・ブロスナンには及ばないが。
すると、我らがTechnoBreakのハイパーコーポレートユニバーシティAIDAことShoが
「チン毛同士を固結びにしておくと、メンド臭くなってブチって引き抜けるよ」
Shunは笑い転げ、テーブルの向こうへNew Horizon(東京書籍)。
二の句が継げないJun、頭の中であの日の「石炭袋」が反響する。
夜、因果者の夜。
仔細は、思い出という名の虚無の中。