西田幾多郎は「善の研究」において、主客合一という事を掲げている。
主客合一。
あなたはわたし、わたしはあなたという事だろう。
だから職場では、奴らに最大限の協力をしてきた。
求めを察し、求めに応じ、求められている以上を提供してきたつもりだ。
それが今やどうだ。
俺は境界性パーソナリティ障害なのではないかとすら思う。
2) 私は気が狂うのではないかと恐れている
3) 私は自分を傷つけたくなるときがある
4) 他人との親しい個人的関係を持つのを恐れている
9) 私の内面は空虚だと思う
10)自分の人生を自分でコントロールできないと思う
11)たいてい私は孤独だと思う
14)私は記憶力に問題がある
16)私の周りには何か壁があるような気がする
22)自分が何かを演じているように自分を見ている
26)人間関係の中に入ると私は自由でなくなってしまうように感じる
27)誰も私を好きにならない
29)他人は私を「物」のように扱う
30)何か変な考えが頭に浮かぶと私はそれを取り除けない
35)誰か他人の責任を負うことは怖いことだ
36)自分が他人に必要とされている人間だとは感じない
37)私は真の友人を持っていない
40)私は友人をつくることが下手である
44)私は残酷な考えが浮かんで苦しむことがある
46)私は長く友人づきあいが出来ない
47)私は自分を憎んでいる
49)私は時に「自分は生きている」と自分で言い聞かせている
この想起を得てから頭が重いのだ。
自分の頭を引きずっている気すらある。
だから俺は虚空に相槌を打っていた。