【人生5】光なき闇の問わず語り#010【ONLIFE】

「やっと来たか。」

「待ってたんだ。」

「何か分かったか?」

「月並みな事だけ。」

「時間がかかった。」

「回り道を選んだからな。」

TechnoBreak Junにはいくつかの人格がある。

顧客の前で相応の振る舞いを演じる人格。

オフィスの中で同僚のウケを狙うピエロ。

猜疑心の塊で他者の嘘を鋭敏に看破する誰か。

悪意の無い殺意で自他諸共罰する自傷者。

自分でも驚くほど残酷で直視するのも嫌になる自分。

その中から単純にポジティブな部分とネガティブな部分に限定して、ここ数ヶ月の文章記事をそれぞれ任せてきた。

緊急事態宣言の間は、自宅で可能な活動として幅を広げるためだ。

単純に、週刊ペースの記事は2倍になった。

とはいえ、それらの質はどうなっただろうか…。

noteに旅立った光を惜しんでいる第一回
エヴァの影響を受けたような謎の3コマ漫画文章。
短文ながらも全体的に死の色彩が強い。

光の喪失を未だ受け入れられない第二回
どこで聞き齧った言葉を散らしているのだろう。
そして、犯清とは誰なのか。

タイトルによるミスリードの第三回
この記事は食レポではない、決して。
居酒屋の死を自分自身に重ねていることを見落としてはならない。

本格的な食レポ、第四回
そんなはずはない。
食欲の異常は、書き手の精神状態の異常を示唆しているのだ。

レジェンズ初登場かつおそらく最後の第五回
「人生」においてオムツを履く時期は二度ある。
この記事がどちらを指しているかは明白だろう。

遂にと言うべきか、人格噴出の第六回
全ての証拠がここに揃っている。
そして、最終回まで残り回と告知される。

第七回は、恒例の(?)クイズ回。
光の不在を最早何とも思っていないようである。
統合された人格のJunが相対的な光を演じているようだ。

気付いてしまった第八回
西田幾多郎に責任転嫁したいだけなのか。
はたまた本当に気付いてしまったのであろうか。

前回はとうとう禁断の職場ネタという第九回
これはねえな(笑)
笑うしかないし、笑うに笑えん。

ここで闇Jun3コマ漫画文章です。

 

「俺が守るのは、管理職のクソ業務命令じゃない!」

それは勝手だが一体何を守るのだ、失うものは何もないではないか。

「俺は、俺の一度失われた人間性を守る!」

上手くいかなかったからこの有様なのだ、没人間が今更何を言うか。

「人生は一度きり。だが、やり直すことはいつからでもできる!」

だが、砕ける前に、いくらでも心の持ち様はあったではないか。

 

光「ピピーッ、ピピーッ…アッ!!」

時速100キロの猛スピードで後退してきたトラックが管理職を轢き殺した。

光「ダ〜ミだよ〜、そんな所に居ては〜!」

光「あ〜らら、せんざんきみたいにペッタンこになってしまった…」

それを見ていた闇Junは、両手で自分の胸を押さえる。

闇「これが…ファック管理職」

光「闇Junにはまだ無理よ」

そうだ、殺意を正当化するのは、いつだって純粋な正義の心だけだから。

 

Q

「忠臣蔵って赤穂事件て言うのか」

「目には目をって悲しい道徳だな、ハンムラビ法典は何千年も昔の事だけど

「よき侍二人死にて、鎌倉殿に損取らせ奉らん。俺はこっちだな」

「正義とは何かね」

「全く」

光「で、今回が第十回、最終回か」

闇「久しぶりだな」

光「今回は総集編じゃないな」

闇「………」

光「遺書のつもりか」

闇「冗談キツいぜ、俺に死ねと?」

光「闇のつもりが病みなんだろ、人生5ONLIFEもう止めにすれば」

闇「…刺し違えはしても、自殺はしない」

光「それがいいな、それが解っただけでも」

「さて…」

俺はTechnoBreak Jun。

特技は声優ごっこ。

趣味は文学。

では最後に新曲です、聞いてください。

 

 

部屋の中うずくまる
壁伝いに抱き寄せる
薄暗い部屋にいる
首を振ることになる

暴力を受け入れる
悲しみさえ飲み込める
それは愛の形じゃない

焦燥感に駆られてる
独りの夜居られない
声を上げる理由がない
首を縦に振る

偽りの自己犠牲
自己満足の献身
それは愛の形じゃない
イラマチオは要らない

イラマチオは要らない
イラマチオは要らない
イラマチオは要らない
ただそばにいたい

イラマチオは要らない
イラマチオは要らない
イラマチオは要らない

イラマチオは要らない
イラマチオは要らない
イラマチオは要らない
ただそばにいたい

イラマチオは要らない
イラマチオは要らない
イラマチオは要らない