【2023春号五月分】環状赴くまま #019 代々木ー原宿【キ刊TechnoBreakマガジン】

闘いを終え、新たなるプレインズ・ウォークへ。

17時45分、代々木駅前はこの時間でも明るかった。

この交差点に向かって右方向。

一路、原宿へ。

突っ切って行く。

早くも駅前感は無くなったかに思える。

この先、左カーブに差し掛かる前に、風情のある店舗があった。

本当は48周年らしい、情報がブレブレで笑えた。

しかし、京野菜deフレンチイタリアンとは、都内で京野菜というのは探してもそうそう無さそうである。

グリーンスポットさん。

この歴史の長さ、機会を設けてぜひ行ってみたいと思わせるお店、良い発見ができた。

右手にロレアルのビル。

ファッション関係に疎い私でも、CMで見かける名だったので写した。

カーブの先。

おっと、ここは首都高4号がちょうど境界となっている様に見える。

代々木ー原宿間の境界に認定したい。

首都高をくぐると、その先は明治神宮エリアが広がっていた。

脇から入っていく。

搦手は寂としていた。

静謐な森林浴コースが続く。

表からの参道と合流。

ここに来たからには参拝せねば。

海外の人です。

閉門直前で人もまばらなため、エンジョイしていた。

気を取り直して前進。

明治天皇が詠んだ和歌。

おみくじの代わりとして入手することもできる。

ここで、閉門のアナウンスが放送されたので急ぐ。

三門を抜けると本堂がある。

本堂は撮影しないでおいた。

近くにお立ち寄りの際はぜひお越しください。

左手の門。

異界へ通じているかのような趣きがある。

参拝終わって正門へ向かう。

参道の左右に酒樽が積み上げられている。

明治天皇はワインを取り揃えていたのだという。

進取の精神の一つだろう。

中央の樽はロマネ・コンティ。

飲んだことは無いが名は知っている。

日本勢も負けていない。

双方の樽の並べ方に違いがあるのが面白い。

レストラン。

当然だが閉門前なので営業してはいない。

「いや〜、まさかの癒し回だったわ」とはShoの言。

たしかに、環状赴くままで最もユニークな回だった。

しかも、この周囲に飲食店は一切無い。

環内に入り込むか、次の駅の方へ行かねばならない。

そのため、今回は異例中の異例で、別の妥当なお店をチョイス。

場所は両者の住処に近い新小岩。

中トロがこの大きさで七百円、破格だ。

二つあるコの字カウンターは満席、堂々たる飲み屋さんである。

大満足飲み、毎日でも来たいと思えるお店。

新小岩の方々は羨ましいです。