【第一回】TechnoBreak Junの Suck my Health~厨房裏でGO~

文字通り、風雲急告である。

キリングフィールドの悪名高い伊勢湾台風級が迫っているのだ。

バンドの定例会への招集だが、叶いそうも無い。

Shun「なら、手作りコロッケに挑戦しろよ。」

無論遠回しにではあるのだが、台風コロッケをやれと言う。

人のことを散々パラノイア扱いした当人がこの言とは。

暴力と差別のない音楽会、ここに開幕である。

折しもその頃、警視庁からピーポ氏がツイートしていたのだ。

4時間水に浸けただけのパスタで非常用調理の情報を。

彼はこれに「挑戦」したと宣った。

しかし、挑戦とは寝て起きたら得られる代物では無いだろう。

人事を尽くすが挑戦であって、その結果天命下るや否やなのだ。

当日は店が臨時休業になる、俺は近所のイオンへ乗り込んだ。

今回の台風コロッケはオーソドックスなレシピだ。

じゃがいも適当、玉ねぎとひき肉を多めに。

青森県産のニンニクを添えたら完成という寸法。

順調に材料をカゴに入れていく。

そうだ、帰ったらすぐコロッケをパクつこう。

しかし、惣菜コーナーは精彩を欠いていた。

何せ、近隣住民が大挙して押し寄せている。

さながらイオン・オブ・ザ・デッドということだ。

コロッケのケースは略奪の後。

買い手のつかない、唾棄されたようなコロッケだけがある。

横須賀海軍カレーコロッケだ。

ああ、台風の晩にこれは違うな。

みんなが買わない気持ちはよく分かる。

そんなわけで俺は二つだけ買い物カゴに入れた。

これじゃない感に満ち満ちているが。

症状が悪化して来そうだぜ、まったく。

「こちら、横須賀のスカベンジャー・ゴミ処理部隊」

買い出しの中間報告をShunに入れる。

「洪水という名の船出にぴったりじゃねぇか。俺は家の前の小川からドンキのボートで東京湾に繰り出す。」

洪水後のアダムとイヴになる気満々だった。

緊張の面持ちで買い物リストを振り返る。

ギャバン、シャリバン、メタルダー。

政宗一成さんのナレーションに痺れろ。

こいつはすごいぜ!

しかし、味塩胡椒ばかりが売られているのがよろしくない。

ホワイトペッパーなど、無いに等しかったのでやむなし。

そして、パン粉だ。

これが無いとジャーマンポテトになってしまう。

しかし、パン粉なぞ買っても持て余す。

ここは、食パンを買って下ろし金で生パン粉を作ってしまおう。

白メシ一択のこの俺が、食パンを買うのは人生初だ。

歴史的和解。

過言ではなかろう。

これだもんwww

そうだよねww

みんなコロッケ買う前にまずこっち買うよねwww

店内は交通整理が必要なほどの混雑。

もういいよ、パン粉買う。

買う気なかった小麦粉も買う。

女子供に振る舞う料理、これを男の料理と言うのだから。

イベント日のパチ屋みたいな行列でレジを待って会計。

セルフレジでは突然の便意に耐えつつ了。

リザルト画面

これでだいたい二千円。

高えよ!

ブラックペッパー400円。

高えよ!

大航海時代かよ。

さて、この分量で15個は作れるだろうか。

1つ80円でも総額1200円。

自炊のメリットって何なんだ(笑)

リザルト画面2

これは千円。

アンチョビが400円。

でも、これで四人前は十分賄える。

外食の四倍安く、コンビニの倍安い。

誰だよコロッケ作れって言ったヤツ(笑)

翌朝8時(と言うか今朝だ)。

停電しているではないか。

フフフ、面白い。

まさに追い風。

それでは・・・。

TechnoBreak Junの 

Suck my Health〜厨房裏でGO〜

記念すべき第一回

「絶望」という名のサラスパ

御誂え向きのメニュー作りたいと思います。

絶望とは、一説によると

絶望してても美味いとか、

絶望するほど具材がなくても美味いとか。

その本質はアーリオ・オーリオ。

オリーブオイルとニンニクを効かせたら良い。

それだけなのだ。

日本ではペペロンチーノの名で広く知られている。

GOとはGarlic &Oilを意味する。

しかしどうやら、さらにトマトソースを加えたものもあるらしい。

https://akr3383737612.owst.jp

今回作ったのはそれだ。

完成と同時に停電から復帰した。

どうだろうか。

確かに、絶望するほど具材はない。

しかし、味の方はと言うと、まあまあだ。

と言うか店の味だ、800円で出せる。

唯一の不満はというと・・・。

教科書によくある通りに、熱したオリーブオイルへ薄切りのニンニクを香り付けで投入、これがダメだ。

まったくダメ、ニンニクが死んでる。

まったくダメ、ニンニクを感じない。

これはお店の味じゃないし、
俺の店じゃ出せない。

ニンニク入れるのは最後。

これが正解。

【第一回】TechnoBreak Junの
「絶望」

分量:俺の二人前

① 大きいフライパンでオリーブオイルなるべく多量を熱し、鷹の爪を縦切りにして入れる。

② アンチョビ適量を加えてほぐす、市販のトマト&ガーリックソースを半瓶入れる。

③ 別鍋でサラスパ1袋を1分茹でる。鍋から直接移して混ぜ、適度に煮込む。

④ ニンニク一片を薄切りにしたものを散らして召し上がれ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です