時は三月末に遡る。
春の兆しはワニの死とともに去り。
ただ残された桜の花々が散るのを待っていた。
「なぁ、恒例の花見に行こうぜ。」
誰も彼もが口を閉ざす中、俺が強引にメンバー達を外へと連れ出した。
秋葉原から御徒町を協力者のAnex氏と共に歩いたのが十一月ごろのこと。
およそ半年ぶりの環状赴くままは、バンドゆかりの地、アメ横。
すなわち第五夜、御徒町〜上野間を外周左回り。
初のメンバー三人でそぞろ歩くことになる。
これは、企画の当初から考えていたことだった。
・・・この三人で環状赴くままは二度と無いかもしれない。
そんな想いが去来するワンショット。
なかなかどうして、よく撮れているじゃないか。
アメ横は高架下西側なので、今回外回りで実際に歩くのは御徒町駅前通りとなる。
外出自粛前とはいえ、人通りは少ない。
焼き鳥全品100円のハイボール酒場さん。
スタート早々にガブ飲みできないので見送り。
一番高いのが響を使ったハイボール850円なんだが、紹介されているのが「ハイホール集団」というのが抜けてて笑える。
ハイホール。
穴が上についているのか。
ところでこの店、逆打ちの回では間違いなく世話になるであろう。
あるいは、御徒町駅前の北海道マルハ酒場。
おっと、スルーしそうになったが通りを右に折れると、とんかつの名店と名高い山家さん。
ロースカツ定食七七◯円というのが何とも肉い。
ここから線路向こう真逆の方には上野店もあります(写真は御徒町店)。
その奥右となりには、Shoメンバーの親父殿が現役の頃世話になったという日本橋紅とん。
どちらも上野6丁目2番地エリアだ。
そこを振り返れば。
から好しさん。
スカイラークグループ。
からあげばっかり、近所に欲しいが都内におよそ十店舗ほど。
本流の御徒町駅前通りに戻るとすぐに行列のできるラーメン店。
ずーっと行列なんだとか。
行列が苦でない女性と行くなら洒落てて良いかもですね。
ただ、俺は行列が苦だから別れるけど。
睡魔には負けるが、空腹には立腹。
ずーっと先へ進んだ角に、玩具問屋上野屋さん。
ヒー、外部ブースネタの宝庫かここは。
令和も馬もある。
そしてチコちゃんにしかられる。
「生きてんじゃねぇよ!!」
さて、その先、上野6丁目5番地エリアは島になっており。
牛カツあおなさん。
その2階には洋食のスティックアンドスプーンさん。
その向かいにあるたこ焼き、なんちゃんさん。
その右隣にやきとん、とら八さん。
たこ焼き屋さんから、通りを左にキッチン台栄さん。
この周辺は、混雑の度合いが一歩手前ながら、懐が広い食事処が多い。
気になるお店が多すぎて、前回とは比べ物にならない密度である。
文字じゃ追えねえだろう。
こっから奥の上野まで一度突っ切るか。
下らない話をしながらプラプラ歩いて。
これ三月末の取材だから何話したかとか全く覚えてない。
スマン!ライター失格だ!
虚無が分限を弁えずに物を書こうとするから!
ってことで、ここらが北限付近(接続詞)。
そこでShoメンバーが叫ぶ。
「あっ、ここがなかなかコスパ良かった!」
回転寿司江戸っ子さん(おやっさんには掲載許可取得済みです)。
へ〜、こちらのほろ酔いセットは厳選刺身三点と生で550円ですか。
では・・・。
・・・入った!
三点盛りいいねえ。
この後、のどぐろなぞにも舌鼓。
突き出し順調!
退店して正面、こちら。
ハンバーグ専門店ジョージさん。
ドイツ語読みでゲオルグさん!
カッコいい・・・。
では、いざ踵を返して、爆心地もつ焼き大統領のグランドクロスへ。
メンバー大好き立ち飲みカドクラさんはやはり超満員。
写真撮影も憚られるのでここはスルー。
だが、その脇道にある・・・。
ワインバール、イル・カドッチョさん。
これはカドクラ系列としてゲキ穴なのではなかろうか。
大衆居酒屋ばかりがこの地の花なれど。
GO!GO!GO!
今夜の取材はここに決まりだ!
NO!NO!NO!
今夜は行きたい店がある。
Shun「何ッ!知っているのかShoメンバー?‼︎」
Sho「今夜は行きたい店がある。」
Sho「今夜は行きたい店がある。」
ドン!(SE決め)
Shoメンバーに誘われるまま、そこから昭和通りへ出る。
向こうが御徒町・秋葉原方面。
振り返って、向こうは上野方面。
我々が向かうのは、ここからほんの少々御徒町方面へ進んで。
こちら、鳥番長さんトリー!
白山でたまに行く鶏ヤローさんではないトリー!
鶏ヤロー公式からは「チョットナニイッテルカワカラナイトリー!🐔」頂きました(7/17付)
Shoメンバー曰く
「ここは、あの鳥金を彷彿とさせる“焼き鳥”屋なんだよ。」
今は亡き亀戸鳥金、それすなわち・・・。
こういうこと!
こういうこと!
こういうこと!
や、たまんねえんだよ。
出てくるお肉なんか串に刺さってるやつの数倍大きいもんね。
炭火の上で、じっくりお肉を育てる感覚。
それも鶏肉ばっかり、これがいいのよ。
焼肉だったら敢えて鶏を注文しないもん。
牛肉炙ってる時は育ててる感覚ないもん。
逆に鳥金の喪失感を思い出すとはいえ、半年に一回は行きたいやね。
賑やかで、いろんな人を連れて行きたいお店でした。
そして、〆の博多豚骨ラーメン!
TechnoBreak問わず語り。
我々一同、根っからの「博多天神」派である!
行くのは新宿かお茶の水である!
都内にあるのは9店舗である!
だやむなく博多天神モドキに行くことが往々にしてある!
首都圏に18店舗を誇る博多風龍を俺は認めない!
本家が完全に食われてるもん><
だが、秋葉原や高田馬場にあるため、博多天神より這入る頻度が多いと言うのは事実だ><
そして!
ここは!
高くつくけど替え玉おかわり二回!!
解散してから一人、上野公園へ(Junは京成ユーザー)。
LINEに「よくね」と死亡フラグを立てて閉幕・・・。