【十二月号】酒客笑売 #008【キ刊TechnoBreakマガジン】

会社主催の打ち上げで~、酔った勢いで社長に絡んだ♪

笑えへん、笑えへん、笑えへんへんへへんへん♪

会社主催の打ち上げで~、酔っ払い過ぎて救急車騒ぎ♪

笑えへん、笑えへん、笑えへんへんへへんへん♪

・・・忘年会シーズンである。

くれぐれも飲み過ぎには注意したい。

あれはもう十年近く前の話だ。

社で大きなイベントを終えたその日、上半期の打ち上げが赤羽の居酒屋で執り行われた。

私は数年目の駈け出し、向かいのお姉さま方たちのお酌を受け、飲まされるがままに日本酒を飲んだ。

「禍原さあぁぁぁん!禍原さあぁぁぁん!」

ねばついた瞼を開けるのが困難だ、光が眩しい。

私は名前を呼ばれていた。

気が付くと、辺りは慌ただしい。

確か、この時、私はトイレに行きたくてそこまで歩いて行った。

視界が真っ白だったのを覚えている。

足腰は弱り切っていたかのようで、まともに歩くこともままならなかった。

下腹部に力を入れても何も出ない。

尿意はあるのだが、うんともすんとも言わなかった。

気ばかりが焦る、煩わしい尿意をさっさと無くしてしまいたい。

結局、二分も三分もかけて終わらせた。

ベッドに戻ると、私が失踪して仕舞っていたので現場を混乱させてしまっていた。

救急車には限りがある。

病床にも限りがある。

看護師さんにも仕事がある。

飲みすぎなければ、それらへの負担を無くせる。

私は消えてしまいたかったが、そういうわけにもいかぬ。

笑えない笑い話である。

救えるはずの命に駆けつけられ無くなるだろう。

患者が増えれば仕事も増える。

意識不明の泥酔者に付きっ切りでは他の仕事にならない。

飲み過ぎによる救急車騒ぎだけは、当人の注意で回避できるではないか。

無論、我々呑助の中には、私の様に意志薄弱で自分の力では飲酒を中断できないのがいるから、無理に飲ませたりなぞしないというのも肝腎である。

急性アルコール中毒のみならず、慢性的な肝機能、腎機能の低下を予防すべく、適度な運動に心がけることも肝腎である。

笑えないんだよな。

赤提灯でおでん、という観念を私に刷り込んだのはフォルテ・シュトーレン大尉だ。

読者の酔いどれ紳士淑女は、誰かの影響で飲酒に憧れたり、飲むとはこうでなくてはと思った事はないだろうか。

私の飲酒は暗くて笑えない。

明るくて笑える飲酒は、常々私の記憶から欠落していく。

それでも、ああ良い酒だ、こういう飲みは良い飲みだ、と思える事は何度もある。

さあ、飲み直そう。

ここから後半は、私とおでんで一杯やろうではないか。

ドラマ版『野武士のグルメ』で、竹中直人演じる香澄が確か

「ちくわぶって、辛子を美味しく食べさせるために」云々していた。

これは、高橋義孝の『酒客酔話』にも記述が見られる。

私は私でちくわぶが好きなのだが、それもやはりフォルテ・シュトーレン大尉の影響だろうかと思う(竹輪よりも好きだ)。

行きつけのおでん屋って、あるだろうか、私はある。

王子駅前の平沢かまぼこさんだ。

王子十条赤羽の呑助ゴールデントライアングルは、職場に近いのでよく行く(赤羽の有名なおでん屋さんは盛況すぎて、まだ行こうという気が起きない)。

そこは、おでんダネ製造業者の旗艦店である。

もう十年近く前に、二回りほど上の先輩に連れられて行った。

彼はこの界隈の先導者である。

当時は先代の女将さんもよく店頭で接客していた。

だいたい十月に入って頃合いのときに、件の先輩(塾長と呼ぶ事としよう)から話を持ちかけられて行くのがそのシーズンの開幕。

以降は、寒さが強く感じられる様になった十一月中旬から頻繁に通うことになる。

今はやらなくなったが、店頭で氷水を張った中から瓶ビールを出してくるのが好きだ。

我々はそこでは決まって赤星。

狭いカウンターばかりの立ち飲みだが、押し合いへし合いしながらおでんをつまむのが風情だ。

席へ通されると、小皿に色々な漬物が小口切りになって提供される、のだがこの頃そのサービスは無くなった。

こうして書いていると、変わってしまった事についてのぼやきばかりになってくる。

変わらないのは冬季限定販売の煮こごり、これが美味い。

最初の注文では瓶ビール、煮こごりと、おでん三つほど、大根、ちくわぶ、こんにゃく。

塾長はおでん五つほど、大根、昆布、はんぺん、竹輪、カレーボール。

一回目の注文を瓶ビール二本で平らげた後には、鶏皮の煮たのと二皿目のおでんだ。

私はたいてい、卵、はんぺん、じゃがいも、あぁ厚揚げもいいなあ。

塾長は、一皿目の五つで十分らしく、このあとレモンサワーに代えて鶏皮をつまむ。

飲み物が変わった時には、私も同じもので付き合う。

カウンター立ち飲みなのだが、ここからが長い。

その後、一通り食べ終えてもまだアテはあって、源氏巻きを注文する。

これはウィンナーとチーズをくるんと巻き込んだ蒲鉾のことだ。

輪切りになったのが五切れほど、マヨネーズを添えて出される。

これが中々イケる。

お互い好きなので、鶏皮のお代わりもする。

変わり映えしない話、と言うわけでも無いのだが、業界の時評を延々聞かされる。

熱心な人だし、勉強になるのでうんうん言いながら聞いている。

だから塾長と内心で思っているのだ。

彼がもっと飲みたいと思っている時には、ここらでカレーボールが追加される。

しかし、こないだ行ったらメニューからカレーボールが無くなっていた。

「おつまみタイカレーなんて新メニュー出してないで、チャイポンはカレーボールを出せ」

帰り道に塾長はぼやいていた。

先代の女将さん以来、店頭にずっと立っているのは、我々が勝手にチャイポンと呼んでいる小太りな東南アジアの店員さんだ。

無くなったサービスについては知り得ないだろうが、変わらない味をたとえばこんなお店に訪ねてみるのもいい。




#008 疾走アンビュランスの肝機能障害フォルテッシモ 了

【文学作品後編】Strange Jesters【完結】

承前

§2-1. S(2)

「へっへっへ、こちらですぜ旦那」

 薄暗い地下に続く階段を前に過剰なまでの下卑た振る舞いをまといながら、相手を逃すまいとばかりにSはJに対してベッタリとした笑みを向けていた。

 彼の振る舞いを初めて見る者があれば不快な思いを受けることであろう。だがこのやり取りは彼らの中ではひとかどの知識人としての”お上品な”挨拶のようなものとなっていた。彼らは定期的にこの上流階級の挨拶を交わした後に酒も酌み交わすのだ。

  Sは服を持っていないという訳ではないのだがどういう訳か毎日、同じ服を洗濯しては着古していた。赤いTシャツも、色が褪せ始めた土色のジーンズも何度も洗濯機の中で揉まれたせいで裾が植物の根が生えたかのようにボロボロになっていた。だがSにとってはそこから世界の栄養を吸収しているかのように、その服を着ている時の彼はとても幸せそうに見えた。

  一方、Jは何時も太陽の光を何倍にもして跳ね返すパリッとしたブランド物の白いYシャツに袖を通し、一切の汚れという存在を許さぬと訴えかけるこれもまた見事な黒いスーツパンツを着こなしている。その実、Jの心の中にこそ世界の汚物が集約されていると言っても過言ではない。彼はそのフォーマルな衣装というフィルターを身に付けない限り呼吸することすらままならないだろう。

  一見すると相反する出で立ちの二人だが、どちらも靴だけは本物の革靴を履いていた。Sの服装は靴だけが世界との入り口でもあるかのように必死に浮いていることが滑稽ではあるが、Jにとっても酸素吸入器であるフォーマルさに靴が踊らされていることを加味すればやはり滑稽なのである。

  今回、SがJを呼び出したのは庶民が少し背を伸ばせば届くような金額でステーキやワインを嗜むことが出来る中流階級が己は偉大なる役人様なのだと慰める為にあるような店だ。

 その証拠に決して味は悪くないのだが店は地下に設けられており、窓は一つもなく優雅な景色など望むべくもない。しかし彼らのように心に太陽を飼っている者達にとって人間の言葉(哲学)を交わすにおいて薄暗い地下室は絶対なのだ。美しく澄み渡る青空が視界に入ろうものならそれは夜の帳が下りるようなものだ。薄暗い地下室でこそ彼らの心は燦々とウンザリするくらい光り輝くのだ。

 Jは服装と同様、普段は一流のレストランに行くのでこのような店には来ることはない。だが決してこのような店が嫌いなのかといえばそういう訳では無くむしろ好きなのだ。

 結局のところSもJもただ生活をしたい。それだけなのだ。

 他の差異はこの一点に比べればカスみたいなもので何の意味も持たぬ。【生活と人間】だけが彼らの中では意味のあることで共通項なのだ。

  Jはベタツク笑みを受け止め、投げかけられた視線の先にある地下室への階段を見てやはり下卑た笑みでニヤリと返した。彼の頭の中はこれから体内を駆け抜けるであろうアルコールと人間の言葉でいっぱいになり、あわや涎を垂らす寸前の恍惚な表情を浮かべていた。

「いや、お疲れ様。行こうか」Jは呟いた。

§2-2. J(5)

 SがJとの飲酒で期待しているのは、彼の内心に秘められた真っ黒い太陽が燃え上がらせるフレアの観察なのだが、ここ数ヶ月ほどその心情吐露が見られないから飲み代が割高に感じられる。Jの方では、世界の汚物が核融合する様を披露してやる義務と引き換えに飲み会を開くという契約をしているわけではないから、単なる気紛れの話題に過ぎない。もしかすると、JはSのその期待を察知して、敢えて話題を伏せているということも考えられるのだが、そこまで疑ってしまえば友情の破綻は目前に思われたので、疑念は頭から振り解いた。“疑念”それはドストエフスキーに言わせれば愛の対義語であり、小林秀雄に言わせれば愛に至る唯一の道である。そう考えておいてよかろう。Sは農奴にも中原中也にもなりたいとは望まなかった。

 実際、Jの方では何となくこう考えていた。善人としての自己の表面と、犯罪者三歩手前の自己の裏面、大概の人間が二面性を抱えて生きているだろう。週刊誌がそれを暴くのは堅気の生活者ではなく、ヤクザな芸能関係者というだけである。そこで、彼自身はいかさまコインのように表裏の区別を自身に設けようとはせず、ウルトラネガティブの面とハイパーポジティブの面とを極限まで一致させ、それらを総合したエクストリームニュートラルなもの全てを硬貨の縁に刻印してしまうのだ。この姿勢が、彼自身の多面性を象徴しており、微笑の内に無表情を、哄笑の内に穢らわしさを同居させるのに一役買っているらしい。つまり、最近の彼はちょっとばかり本業が忙しいのだ。

 彼らは中流階級である。だから、毎度々々そこらの居酒屋チェーン店で飲まずに済む。話題も自慢話の披露が無意味だと知っている。すなわち、彼らは挑戦者だったというわけだ。お互いに生い立ちや経歴、背景は異なるが、肩を並べている事による違和感はない。自己の優位性を主張する様な無意味なことをやり合うことは無く、尊重し合っているから軽蔑されるという事も無い。これら全て、二人に共通している職人気質のなせる平衡感覚なのであろう。彼らは、過去に生きていた全ての人物が直面していた過渡期に、彼らもまた現代人として処している、という認識を知らず知らずのうちに共有している。だから、昔は良かったなどという嘆きや、あんな決断をしていなければ今頃と言った哀傷が無いのだ。ただただ、幼少期の避け得ぬ家庭環境の影響を、“虐待”と吹聴しては笑い合うのだった。今、豊かな暮らしを送ると言うよりは、しぶとい生活を強いられている事を享受できていると表明するために。

§2-3. S(7)

 薄暗い階段を抜けると角のボックス席に彼らは通された。彼らは席に着くなりウェイターに有無を言わせぬ速さでビールを二つばかり頼んだ。夏が過ぎたとはいえ、世界の太陽は彼らの心を蝕む程にはぎらついていた。

 運ばれたビールを直ぐに飲み干すと二人ともまだキンキンに冷えているグラスを蜘蛛の糸のように握っていた。

「イタリアンバルに来てレア肉と赤ワインを頼まないなんて考えられない!これらを噛みしめてから”無知は幸福”と呟くまでが作法だ!」 地下室と酒という幾ばくかの生活から元気を取り戻したSが鼻息せわしく喚いた。

 二人は互いに然りと笑いあうと注文を進めた。これは前述した通り映画MATRIXのサイファーによる“虐待”としてのジョークである。そしてこのジョークから今日も彼らにとっての人間の言葉が始まるのだ。

「どうです、旦那。ここのステーキは?中々のもんでしょう?やっぱりあっしらは信心深いとはいえ生活を生業にしている人間ですからね。同じ肉としてもパンでは活力が湧きませんからねぇ?」

  Jは笑いながらも何時までその道化を続けるのだと窘めた。Sはしたらばと農奴遊びを終わらせ運ばれてきた赤ワインで喉を潤した。

 そして彼は八重洲ブックセンターを筆頭に次々と消えゆく書店に思いを侍らせた。

「ねえ、J。僕は友達が減っていくようだよ。小説は僕にとって知識というより凝縮された人生なんだよ。もう生きている人と言ってもいい。僕は親友は本で見つけたんだ。ドストエフスキーさ。きっかけは僕が幼少期からずっと煩わされている重度の癲癇だ。何かをしたいと思うたびにコイツに邪魔されてね。こんなんじゃ生活なんて出来ないって思っていたよ。でも彼は僕より酷い発作を持ちながらあんなに多くの人生を残している。並大抵の生活力ではないよ!おまけに癲癇の発作は死刑宣告からの恩赦放免での時に始まったっていうじゃないか。これ以上ない生の実感を得た瞬間に癲癇になるなんて、こんな切なくも笑ってしまう話があるだろうか!彼の作品というより彼の生き様から彼を好きになったんだ」

「分かるよ」Jも言葉を返した。「俺も小林秀雄から酒の飲み方を教わったからね。更に言うなら、、、」

 先を続ける前に矢継ぎ早にステーキを口に頬張り、赤ワインで一気に流し込んだ。彼の脳内を幸福が駆け巡った。段々とじめじめとした部屋のドアや窓が開いていき、新鮮な空気で換気されていく自身を感じ取っていた。

「本を読まない、知識がない、教養が無い奴に自己同一性なんて持ち得ないんだよ。つまり、”虐待”さ」

彼らは陽気な声を上げた後、再びグラスをカチンと鳴らした。

§2-4. J(8)

 楽しい時間はあっと言う間であった。席に通された時に二時間制であると宣言されていたのも信じられないほどで、すでに頭の片隅に会計の精算がちらついている。その頃には、クアトロフォルマッジをSが手帳の様に折りたたみ、Jはナイフとフォークで手を汚さぬ様に食べていた。この物語調の文章も、今やエピローグというわけである。

 Sは、以前Jが吹聴したとある言葉が頭から離れずにいた。曰く、自己同一、自己肯定、自己実現という世の主流派が掲げる、無責任で所在不明の月並みな標題に対して、自己欺瞞、自己諧謔、自己叛逆という生き様を無自覚にせよ意識的にせよかれこれ十年以上続けて来たのだと。この日、共に酒を酌み交わした話題の中で、何かその姿勢を実感できた。それは、Sが敬愛してやまないドストエフスキーの生活そのものだったように思えたからだ。

 ドストエフスキーはその遺作『カラマーゾフの兄弟』において、父親殺しを告白していたのではないかと彼らは議論した。父を取り巻く三兄弟は作家の欺瞞をそれぞれに分け与えた人格であり、父自身は精力に満ち満ちた道化としてその諧謔、ひた隠しにしてきた農奴への使嗾を作品に託して告白するという叛逆。もしかすると、仮初の善を打破し、生きるための新たな指針を獲得することこそが、個人の再生ではないだろうか。Sは、最後の煙草に火を付けて、そんな事を思った。

 安く酔う鉄則はボトルを入れること、それと食い放題に注文しないことだ。しかし、二時間弱とはいえ空きっ腹にステーキ半分とピザ一枚程度では、SならばともかくJはまだ食べ足りない。自分の真っ赤な顔を見る事もなく、Jは開けたワインの最後の一杯を飲み干した。彼は、もう何年も、飲み会での会話を覚えている事を放棄している。それは換言すれば、飲み過ぎて食べ過ぎた胃の内容物もろとも、吐き出して忘れてしまうと言うことに他ならない。こんな事、小林秀雄は一言も言い伝えてはいないのだが。

 けれども、Jにとってこの日の酒は、どうやらいつまでも忘れがたい記憶になりそうだった。その理由は、彼がまだ飲み過ぎて食べ過ぎていないから、と言うわけでは決してない、事実には違いないが。というのも、目の前で道化を装うようにしていたSが、それでもこちらの意見を傾聴していたことをつくづく感じたからである。さらに、彼からの問いかけが、我々の議論を活性化させたではないか。

『なるほど、これが教養か』

 “疑念”抜きの純粋な愛、それは人間という存在への信頼感かも知れない。

 面と向かっていられなくなったJがふと上を見遣ると、天井のシミが、まるで自分には関係ないと嘯くように、二人を煙に撒いていた。





Strange Jesters 了

後書きに代えて

 2週に渡る本作は前書きにて述べた通りJunとShoでリレー形式で1つの文章を書いてみたという作品群である。これは私Shoが小学生の頃に授業で行った班内で原稿用紙を回して1つのお話を作るというのが楽しかったという記憶が起点になっている。また、私も文章を読むのが好きなのだが最近めっきり文字を書くということもなかったのでそのリハビリにJunに付き合ってもらったという形であろうか。
 作品としては先週リリースしたJun始まりの作品の方が全体的にしっかりまとまっていて個人的に好みだ。だが本作の出だしの1章部分は1000字弱という長さで自分の好きなドストエフスキーの”ちょっとウザくなる情景描写”っぽいものが書けた気がして大変満足である笑
 暇な時にこの連作に触れ、文学を拗らせた30過ぎたのおっさん2人のいちゃいちゃぶりを楽しんで頂ければ幸いである。共に睦み合ってくれたJunに謝意を述べて本文を閉じさせてもらう。

【文学作品前編】Strange Jesters【二週連続公開】

前書きに代えて

 Shunメンバーが不在となるため、Shoが気を利かせて、Junに声をかけた。

「何か二人で記事でも書こうか」

 急遽、土曜の昼に上野で落ち合い、飲みながら話した。

① 互いに文章を書いて、リレー形式で執筆。

② 制限字数は1000〜1200

③ 起承転結、承転にはこだわらないが、必ず結末を書く。

 つまり、最終的に4000字以上の文章作品が二つできる。

④ テーマは『ドストエフスキーと小林秀雄』

 そのまま飲みながら、テーマについて話し続け、会話は録音して共有した。あくまで参考であって、本文の内容を全て話したわけではなく、内面の描写などはもちろん創作の範疇である。

 本文は二週連続リリースされる。チャプター§には、前編を1、後編を2とし(前編、後編と便宜上記載しているが各々は独立した作品である。)、起承転結に代えて1〜4を加えた。さらに、誰が書いたか判るようにSJを記し、()内に双方の執筆で完成した順を併記した。例えば、

§2-1. S(2)

は、チャプター2-起、(チャプター2は次週公開の内容)、執筆者Sho、執筆完了時点で二番目の作、を意味する。





§1-1. J(1)

 悪魔の不審、天使の純真、野性の激情、鬼畜の残虐。そして、道化の諧謔。

 その曼荼羅はカラマーゾフの血で描かれたのではない。ドストエフスキーの精神をバラバラにもぎ取ってキャンバスに叩きつけて出来たものである。さらに、彼を取り巻いていた筈の“彼女ら”が泥濘に浮かぶ様な華を添えている。彼はいったい何人分の人生を経験したのか、多重人格ではなく多重人生をその一身に引き受けたとも、自ら進んで買って出たともいえる。

 Sは、愛読するドストエフスキーの深淵に畏敬の念を抱いている。深淵が意味することは、断崖絶壁から覗き込んだ奈落の底ではあるまい、それでは直接的にすぎる。深淵とは、底知れない前方に向けて果てしなく広がる暗黒の事である。だから、彼が創出したといわれる人物たちは、カラマーゾフ以前の作品にも数々登場しているではないか。ところが、である。

 Sを事有る毎に飲み屋へ誘い出すJという男が、一体何を思ったか、面白半分でカラマーゾフやら何やらを読み進めていると言うではないか。あまり真っ当とは言えない様な仕事をしている連中に、ドストエフスキーは一朝一夕に読める様な物ではない。したがって、彼らが週に一、二度酒を酌み交わす際に、都度話題として繰り広げられるのが、必然この手の話になる。SとJとの付き合いは長く、十年くらいになるのだが、ここ三年ほどはそういったことが続いている。そうこうしている内に、Sはある疑問が確信に変わったという事に気付いた。

 Jはどうやら、週の全てを職場で過ごすという苛烈な実務家だという事らしく、自己の社会に於ける存在意義の探求に余念がない。だからこそ、自身が自由に使える時間が毎日一定量あるらしく、その時間は同僚でも顧客でもない、顔も知らない誰かのためへの奉仕に使っているという。時は金なりとはよく言った物で、Jの給料を時給換算すれば唖然とせざるを得ない程に低いのだが、そんな彼は時として何の躊躇もなくそこいらに札ビラをばら撒く。切り出す話題の大半が事件、事故、対立の問題で、彼はたいてい冷笑を浮かべながら否定的で消極的で非人道的なのに、誰も言わないが故につい笑ってしまうことを強要される冗談を挟む。彼は酩酊して来ると口癖の様にこう言う。

「芸能業界にいられないなら、俺なんて刑務所にいなけりゃな」

 Sは、Jから危害を被る予兆を察し何とかそれを回避するために、彼のことを“キリスト”と称して慰めてやることが多いのだが、それは内心でサイコパスだと断定しているがためである。Jは小林秀雄を愛読していたから、初めのうちはお互い読書家だからこそ話が弾んだ訳であったが。

§1-2. S(3)

 今回も彼らは崇高な精神に触れるべく、トランス(酩酊)状態を求めて雑多な大通りから地下へと続く階段を降りた。そこには来るべくJを拘留する日を待ちわびていたかのように昔から存在している薄暗いイタリアンバルが広がっていた。早速席に着くとアメリカ産の無添加の煙草に火を付け、見通しがつかなくなるまで肺一杯に煙を吸い込んだ。抑圧から吐き出された煙は逃げ場の無い地下室の中でいつまでも天井のシミを隠すために留まっていた。逃げ場の無い密室で失敗を隠すことだけが唯一許された行動であるというのは正に人生そのものである。

  ひとまず頭の中の煙を全て追いだした後、重みはあるが同時に大地の甘みを余すことなく携えた赤ワインのボトルとそれを更なる高みへ引き上げるマリアージュを求めてステーキを注文した。直ぐに運ばれてきたワインで口を湿らせながらJが口を開いた。

「馬鹿にイラつかせられてもコイツは教養が無いから仕方ないと納得出来るようにラテン語を学ぼうと思うんだ」

 その言葉を聞いてSは”始まった!”と目をぎらつかせた。キリストの皮を被ったサイコパスに教養など片腹痛いものであるが、その矛盾の中にこそ相手の生活が詰まっているのである。早速Sは意気揚々と返した。

「君が敬愛する小林秀雄はどうなんだい?彼は教養を身に付けることで怒りを制御出来ていたのかい?」

  別に彼の事は関係ないが聞かれたから答えることが義務かのように、また口をワインで湿らせたJが応えた。

「彼はドストエフスキーかのように激情家のところもあり、カッとなりやすいところもあったが家庭では紳士であったと聞くよ」

  Sはその言葉にまた目を輝かせながら喋り出した。

「へぇ!てことは君は偉大なる小林秀雄様が出来なかった事が自分には出来ると思っている訳だ!?馬鹿を言っちゃいけないよ。君はもう若きウェルテルではないんだ。既にその血肉はすっかり出来上がっていて滅多なことではもう変えられないんだよ!」

  沸々と湧き上がる心の高揚に呼応するかのように血が蒸発する音を発しながらステーキが運ばれてきた。それに気を良くしたSはステーキとワインを口に頬張りながら後を続けた。

「ねぇ、J。君の損得勘定を抜きにした行動に対して僕はキリストと表現しているけど、その実は違うことをもう分かっているんだろ?君の一部は幼いころのDVによってもう小林秀雄なんだよ。それも厄介なことに性質という部分が特にね!キリストは教養によって多くの人に奇跡を与えるだろうさ。だが君に教養を与えたところでそれは君自身に起こる奇跡にしか使われないんだ。どこまで行ったって君は酒を飲めば馬鹿な女に帰れと暴言を吐くだろうさ。この赤ワインとステーキという相乗効果が起こるなんて期待しない方がいいぜ?狂人に教養を組み合わせたって食あたりを起こすのが関の山さ!」

  Sは挑発するかのようにJの目を覗き込んだ。

§1-3. J(4)

 Jが次の煙草を手に取ると、Sは使い古しのジッポーを開いて点火してやった。喫煙量はSの方が相対的に多く、オイル切れにならないように気を遣うのが当然なのだが、Jの方はというと愛用のダンヒルのライターをガス切れのままにしてしまっている。燃料で満たした道具も、習慣的な喫煙がない所為で炎を出させてやる機会も与えず使わないままでいれば、次第に気が抜けて役に立たなくなる。しかしながら偏屈者のJは内心で、役に立たないとしても、人目に触れられなかったとしても、所有している事に意義があるものがあるのだと信じているのだ。Sからは時間稼ぎにも見える様な一服の煙を吐き出し終わって、Jは言った。

「狂人の教養とは、さながら教人の狂養だな」お得意の言葉遊びから彼は切り出した。「教えてやる立場にいながら、僕は存分に狂った教養を身に付けてきたんだが、やはり少しばかり物足りなくなってね。賢しらな顔した同僚どもや顧客連中に対して道化を演じながら、お前たちが手元で飼っている教養なんぞは、俺が巻き起こす嵐の様な破天荒を前にしてはひとたまりも無いんだぞと内心で毒付くのもまぁ悪くは無いんだが。君の言う通り、食あたりというかね、反吐が出るんだよ。それで良いと思っているし。それにどうかな、教養と冠しておきながらやるのはラテン語ってのはさ、日本人として世界標準に唾棄してやろうかって気概だよ」

「いや、僕は君から危害を被りそうだ」付け合わせのフレンチフライを赤ワインでぐいと流し込みながらSが口をはさんだ。

「来た、見た、勝ったなんて、僕が言っている日本基準としてのトリアーデに通ずると思うがね、Veni, vidi, vici.を知っている奴なんざうちのオフィスに一人だって居ないんじゃないかな。僕は暴力に抗するための、暴力の様な知識を欲している様なんだ。カエサルのものはカエサルに、ってね」

 トリアーデとは、ヘーゲルの弁証法における正反合を表すが、Jはその範囲を拡大し、雪月花や守破離の様に漢字三文字からなる概念に対して用いている。雪月花とは全てが酒の肴だから日本人の酒に対する態度を示す概念だと主張し、守破離とは教わる側の段階ではなく指導者が喉元に常に意識せねばならない刃であるなどと主張している。

『ナポレオンがカエサルの軌跡を追った様に、Jもまたカエサルに続かんとしているのであれば』Sは思った。『俺自身がブルータスになるのは御免被る』

§1-4. S(6)

 未だに天井で行き場を失っている白い煙の揺らぎをSは見つめていた。

『裏を返せば奴が暴君になる前に俺が刃を突き立てなければ狂養で持って俺を殺すということか?』

 ステーキを切る為のナイフを強く握りこんでいる落ち着きを失った右手と共に視線をJに戻した。ワインのように真っ赤な顔がそこにはあった。それを目にすると俄然Sは嬉しくなった。

「は、は、は!結局、教養やなんだって言いながら君は馬鹿が我慢ならないんだ!言葉遊びの次に吐き出された教養はそのままもう形すら変わっているじゃないか!やっぱり君にとっての教養は君自身を英雄にし、政治の実権を握らないと癇癪を起こす狂人を生み出すことに使われる事が一番似合っているよ!」

 それを聞いてJはギロリとSの視線に応えた。

  彼の中には確かに見返りを求めない善行を自然と行えるキリストの姿を見ることが出来る。ただそれは彼が赦すことが出来た馬鹿に対してだけなのだ。根本的なところ、彼もまた激情家であり馬鹿をそうそう赦すことが出来ないのだ。特に近しい者であればあるほど。

「S、やたら突っかかってくるじゃないか。君ならそんな言葉尻を捉えて勝ち誇ったりせずただ一言、カラマーゾフ的だね。で済ませられる頭を持っていると思っていたよ。俺はフョードルであると同時に、社会と繋がりではイワンとしての顔も持っていることも既知の事実だろ?」彼もまた皇帝として振舞うべくステーキを口に頬張り、赤ワインを嗜んだ。

「全く、カエサルなんて持ち出して冷や冷やさせるじゃないか。この名前が出たついでに言うけどね、最初の言い方だとまるで君が君自身への治世の中でコイン(教養)に君自身ではない別の誰かの顔を刻むかのような話しぶりだったじゃないか。そこに君の顔が刻まれているのであれば僕だって何も言わない」

 それを聞くとJもやっと頬の強張りが取れ、ワインの赤みだけが緩やかに残った。

「それを聞いて安心したよ。まぁ、もう一本開けようじゃないか。俺の帝国の晩餐会ではワインに毒なんか入っちゃいない。毒が回っているのは俺達の頭の中だけで十分だ」

 Sはヤレヤレという面持ちで彼から注がれるワインを受け止める。

  この短い時間の間で彼らは存分に意識の上層で互いの殺生を楽しんだ。Jに至ってはいつもの事だがローマ人の如く更に食べ物や酒を限界まで腹に詰め込み吐き出しては再生するのが常である。ルネッサンスなんていう大層なものではない。彼らが自己を見つめ直しているのかすら怪しい。ただこのような場を設け、定期的な死に触れることで彼らの生活はより強固なものになっていくのだ。

 煙草の煙はワインが一本空いてもまだ尚、天井のシミを隠し続けていた。


本作はJun始まりからのリレー作品である。
次週はSho始まりからのリレー作品§2.を投稿する。

【六月号】棒きれ #003 おかねください【キ刊TechnoBreakマガジン】

十万円の寄付をしたけれど

欲を言うなら返して欲しい

これっぱかりのはした金で

あなたの人生かえやしない

最初の四万ぽんと渡した

次の六万無心した

まだ五千円しか返ってこない

連絡だって寄越さない

月五千円くれればいいのに

返す気ないなら言えばいい

あなたが期待をさせるから

僕は心がざわつきます

僕は半年も黙っていたから

思い返した感情が

とてつもない勢いをもって

肺の奥からあふれそう

返さないで良いと言った四万円

貸してほしいと頼まれた六万円

十万円の寄付をしたけれど

欲を言うなら返して欲しい

近々そちらへ伺います

どうせそんなこと反故にされ

どうしようもなく嫉妬して

おかねくださいと言わさせて

【六月号】巻頭言 神話と新説と真言【キ刊TechnoBreakマガジン】

呉越同舟、私も好きな言葉である。

芸術派の小林秀雄と川端康成、プロレタリア作家の武田麟太郎と林房雄が結成した同人誌「文学界」も当時は呉越同舟と評されたものだ(昨年一月に創刊一千号を記念した)。

啀み合う二人は、さいわいである、和解は彼らのためにある。

マタイ伝にもそうあった。

だから“ゼロサム状態”は回避されうるのだ。

今から二千五百年以上も昔の中国春秋時代の興亡を、文字だけで理解するのは難しい。

なるほど、だから実写版キングダムの予告が流れたというわけか。

いやいや、それでは少々時代がズレる(同じ時代ならば私は、王欣太の『達人伝~9万里を風に乗り~ 』を好んで読む)。

そんなわけで、シン・ウルトラマンを鑑賞してきた。

無論このシンには進化や深化という意味も含まれる。

初代ウルトラマンの主人公はハヤタ・シン(早田進)であり、本作の主人公は神永新二(かみながしんじ)、つくづくシンの字は意味深である。

この作品のキャッチコピーは

空想と浪漫。

そして、

友情。

前二つの観点が示す通り、娯楽作品として安心して楽しむことができた。

そして、二時間に満たない上映時間は、友情とは何かに思いを馳せながら観た。

序盤、息が詰まるような、禍威獣による災害に対処する混乱が終わる。

サラリーマンたちの群れに混じって、一人、霞ヶ関を闊歩する後ろ姿。

さっきまでとは打って変わって、日常が描かれるシーンだ。

そこを、聴き慣れた楽曲が、強くて弱い一人の者が街を征くテーマが流れる。

Early morning from Tokyo、いやEarly morning from Londonか。

関係ないことを言いたくはないのだが、真・女神転生の街のフィールド曲が想起され、私は思わず涙しそうになっていた。

世界が壊れたとしても、そこに安心感を見出せる、そんな気がしたからだ。

メディア上の斎藤工は野趣あふれる男前だが、神永新二を演じている表情はウルトラマンさながらで、これを見抜いたのはキャスティングの妙である。

初代と同様、彼もまたウルトラマンと一つになって活躍するのだが、ウルトラマンとして人間の行動や心理を探究し実践することに余念がない。

その不自然さは、観客にとっての分かりやすさへ転じる。

分かりやすさや安心感はこの作品の土台として確たるものがある。

脅威は大型禍威獣たちだけではない。

異星からの知性が人間社会、日本政府の裏側から侵略してくる。

ウルトラマンの物理的に巨大な正義の力だけでは争い切れぬように思われる。

それでも、ウルトラマンは知恵と力を貸してくれる。

我々人類、いや何故か判らないが地球の中でもその橋頭堡とされている日本の自律や矜恃のために。

だから、この作品のもう一つのキャッチコピーが

そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。

なのである。

ウルトラマンが我々を理解しようとしたきっかけは人間のどのような行いだったのか、自分にその行いが出来るだろうか、考えながら話を先へ進めたい。

安心ではなく、安心感を仄めかすことで悪魔のささやきを仕掛ける異星人がいる。

ウルトラマンの安心と、侵略者からの安心感。

日本政府は他国に先んじる必要性に焦らされて誤った選択を掴まされてしまう。

それもそうだ、人智を超えた技術を、巧妙な策略に載せて提示されるのだから。

山本耕史という俳優のことを私はあまりよく識らない。

しかし、ウルトラマンに匹敵する安心感を俳優の表情が十分に提供する。

なぜならば、山本耕史演じる異星人はウルトラマンの人間理解、日本人理解とは別の角度から我々を評価しているらしいためである。

換言すれば、他者を手玉に取るのが巧みだ。

彼は、自分が今発している台詞を、どのような表情を見せながら言っているのか、よく知っていると断じて良い。

人類ならばきっと誰もが、アッと驚くような場所で両者が殴り合うシーンが、この作品のハイライトだ。

日本人ならば、おそらくほとんどが、同じ場面の殴り合いを演じたことがあるだろう。

何かを理解するために。

何をか、きっと人の心を。

そしてきっと、好きになりたいと願いながら。

古人はきっと月明かりに照らされて、僕らは燦めくネオンの下で。

いやいや、もっと淡くて朱い灯りに照らされて。

それからすぐ後、実際に二人は本来的な意味において殴り合うこととなる。

特撮ファンであるならば、誰もが嗚呼と納得するような場所で行うのだ。

ここに来て熱量は最高潮へ導かれている。

それは何故かと言えば、鷺巣詩郎氏の楽曲に導かれているせいだろう。

そうだろう、しかしながら、さらにそれは、政府の男に言い放ったアフターケアという名の全ての流れが奔流となっているせいだろう。

血闘は、さながら「例の作品」におけるシン・メトリーを彷彿とさせる一騎打ちを展開する。

ふと、ここまで書いたことを台無しにするのを恐れずに言えば。

もしかすると安心感は、この異星人と手を組んでいる「政府の男」が存在するが故かも知れない。

彼の出現が、劇場の座席に着いている私をグッと身構えさせた。

ここに来て、作品の構造的な複雑性、多層性が顕になる。

すなわち

侵略者、政府の男、光の星

ウルトラマン、禍威獣特設対策室、全人類

この対立の先の展開は、劇場で確認してもらいたい。

最後に。

私たちの理解者、随伴者、すなわち友達のウルトラマンはもういない。

私たち人間と友情を築こうとしてくれたウルトラマンはもういない。

そうでなければならない。

彼はたった一人の人間だけを救ったのだから。

その喪失感があんまり切なくて、エンドロール中も呆けていた。





四月二十日(水)から五月下旬までのタイアップ企画。

シン・ウルトラマンを最も効率よくメディア視聴者の目にふれさせられる企業がある。

マクドナルドの期間限定商品だ。

宮崎名物チキン南蛮タルタルの新商品、シン・タツタ。

一九九一年から日本人に愛されている、帰ってきたチキンタツタ。

そうか、あの世界にウルトラマンは帰ってくるに決まってる。

信じるしかない。

信じるということを、この作品は繰り返し教えてくれたではないか。

【五月号】棒きれ #002 すべての小さな星たちへ【キ刊TechnoBreakマガジン】

すべての小さな星たちへ、今夜は月も見られない

たまにはこんな夜もいい、月に一度か二度くらい

近視眼の僕の目に、あの月は少し明るすぎる

近視眼の僕の目は、小さな星こそ見つめたい

優しい光を浴びている

夜闇が心を落ち着かす

足元は暗く染まってる

星空の友に耳を澄ます

きらきら街が輝きだす

宿酔になって寝転がる

夜更しのため起き上る

星たちの声が囁きだす

とろとろ夜に溶ていく

空まで高く飛んでいく

遠くへ逢に行きたくて

夜と気持ちが加速する

歌うみたいに口ずさむ

僕等は言葉を交し合う

彩りを添えて届いてる

少しは詩心が動いてる

すべての小さな星たちへ、今夜は月も見られない

たまにはこんな夜もいい、月に一度か二度くらい

懐疑に満ちた僕の目に、星の光があふれ出す

懐疑に満ちた僕の目は、少しは光を取り戻す

【四月号】環状赴くまま#008 日暮里ー西日暮里 編集後記【キ刊TechnoBreakマガジン】

前回から一年半も開いてしまった。

「環状赴くまま」は、山手線を一駅分歩き、最後は千ベロで終える。

それがコロナ禍において困難になってしまっていた。

代わりに「一食一般」、「ラーメンドラゴンボウル」など成果もあった。

キ刊TechnoBreakマガジンは毎月最終日に、「環状赴くまま」と編集後記で終える。

前回とは文体が変わっている事だろうが、毎月のロケを楽しみたい。

1720スタート。

駅を背景に飲み歩きで始めるのがこの企画の主義でもある。

久しぶりの再開は一人で行うことになった。

夜の街が好きなのだがそうならなかったのは、職場の後輩が車で送ると誘ってくれたから。

少し引き返すが、馬賊という惹かれる名の中華料理店は日暮里のランドマークだ。

以前の友人が、ここの餃子が美味いんだと言っていた。

楽しみながら連載予定の「もう付属の餃子のタレを使わない(かもしれない)」、五月の取材場所は決めているから、六月は馬賊さんでも良いかもしれないな。

駅前の大きなビル。

中に一軒だけ、非常に良い店舗がある。

是非探してみて欲しい。

今日歩く一本道。

西日暮里へ向けて真っ直ぐ向かう。

立ち飲みができる酒屋さん。

角打ちには行ったことがないが、逆回りの回で寄ろうか。

いったいいつになるやら。

向こうのセブンイレブンで缶ビールをよく買った。

奥のベンチはプランターが置かれて、人が座って飲酒できないようになっている。

が、私の背部はまだベンチが生きていて、何人か雑談していた。

右手にあった焼小籠包のお店。

焼小籠包を前面に出しているお店ってそうそう見かけない。

いつか行ってみたいお店の一つ。

通りを右に折れる路地。

この先に立ち食い蕎麦業界のレジェンド、一由そばさんがある。

コロナ前は二十四時間営業だったから、界隈で飲んだ〆によく行った。

知っている街に行くと、こんな感覚で淡々としているな。

発見がいまいち見当たらない。

かつても行きすぎていた道。

両脇の居酒屋さんには当時から這入っていなかった。

今回も特に気を惹かれることはなかった。

唯一気になっていていたお寿司屋さんは、その日閉まっていた。

日暮里と西日暮里の境界発見。

常磐線が急カーブする踏切だ。

踏切の先は、京成線の高架下。

この向こうが西日暮里エリア。

振り返ると不吉な看板。

上記四点の写真が今回の蒐集で感じ入った。

縁起でもないかもしれないが、死が予感されるような写真だ。

人だかりは何かと思えばNASの送迎に来ていた保護者の方々だった。

足早に先へ。

右手。

日暮里に馬賊、西日暮里にアルハムブラ。

左手。

立ち並ぶ飲み屋さん。

アメ横に一瞬こんな並びがある。

ホルモン道場へ、頼もう。

喜多八さん。

タンとカシラ、タレ。

二本づつ注文のお店です。

一本百二十円、良いんじゃないでしょうか。

不覚にも今気づいたのだがチレがあった、これは押さえておきたい。

ニンニク焼き、こういうの初めて。

よく火が通っていて美味しい。

特製煮込み鍋、三百八十円と見てピンと来た。

案の定といった風情。

だよね、これ加賀屋のじゃんね。

加賀屋の方が良し、なれど辛子付きというの良し。

実は、この通りの一つ東側にある三吉という焼き豚屋さんへはよく行くのだった。

では帰路。

来た道を日暮里へ引き返して、例の路地を左に折れた。

過橋米線、麺がオススメの中華屋さん。

その先、一由そばさん。

幸運にも並び一名でスムーズ入店。

特盛、春菊、舞茸、玉葱。

これで七百円くらい、安い。

趣旨変わるけどご飯も欲しい、もったいない。

で、イブニングライナーで船橋まで。

最近、職場の先輩と二人で乗ったりする。

次回は西日暮里ー田端間、どんどん活動場所に迫ってきた。





編集後記

キ刊TechnoBreakマガジン四月号を無事に出すことができて嬉しい。

「ヨモツへグリ」、「もう付属の餃子のタレを使わない(かもしれない)」を担当している宜敷準一

「酒客笑売」を担当している禍原一屰

「巻頭言」、「総力特集」、「環状赴くまま」を担当している卍潤一郎

一同から御礼申し上げます。

為せば成るの力を信じて。

【来週は】極めた人の知恵【生放送】

上智大学山田勝美博士の故事成語辞典を入手した。

はしがきからして凄い。

短いので全文を以下に引用する。

 故事の「故」というのは「ふるい」ということであり、故事とは、古いこと・昔あった事がら・古いいわれのある事がらの意味である。それは必ずしも歴史的に、実際にあった事がらとはかぎらない。古い書物の中などに書き伝えれられている事がらでもよい。いなむしろ故事の多くは、古い書物の中に、その起源を見いだすことができる。そこで故事にはすべて出典が伴うものである。

 故事はその出典を書物の中に求めることができるから、これはどうしても読書人によって作られたものである。その点、ことわざとは根本的に性格を異にするもののようである。ことわざはむしろ庶民の知恵であり、生活の知恵である。もっともことわざと一般に思われているものが、よく調べてみると、実は故事であったりすることもあるから、前に述べた区別はいちおうの目やすにすぎないとも考えられる。たとえば非常に恥ずかしいことを「穴があったらはいりたい」という。これはりっぱにことわざである。ところがよく調べてみると、実はこの語は中国の『賈誼新書カギシンショ』という書物に故事が出ていて、「穴有ラバ入ルベシ」となっている。また、秘密がもれやすいから、うっかりしゃべれないという警告的意味を「壁に耳あり」というが、これなども『管子』の君臣下篇に「牆カベニ耳アリ」とあり、まったく中国古典に由来するものであること明白である。

 このように故事とことわざとは区別の立てにくい面もあるが、だいたいからいえば、故事は中国人の思考の所産であるのに対して、ことわざはわが国民の生活の知恵であるといって、まず誤りないであろう。たとえそれが、中国人の頭脳を透過しきたったものであるにせよ、わが国民の生活の知恵と密着し、邦語化されているにおいてはなおさらである。ただし、本書においては、このようなことわざ的性格をもった故事をも、いちおう収載しておいた。

 大学の入学試験や銀行・商社などの就職試験に、近ごろ故事成語がよく出題され、出版・放送方面の会社ではもちろんだという。必ずしもそれらの幹部重役の諸氏が明治生まれで、この明治漢学的教養に郷愁を感じているためばかりでもあるまい。スポーツ欄などに、よく弱冠という語が使われる。それはそれでよいとして、弱冠十九歳であったり、弱冠二十三歳であったりしては困る。それはまだしも若冠と書くにいたっては、まったくの困りものである。弱冠はちょうど二十歳なのである。『礼記』に「二十ヲ弱ト曰フ、冠ス」とあるように、いわば今日の成年式をへた者のことである。それならば、いっそのこと弱冠などと、古めかしいいい方をやめたらよいのに、やはり依然として使われているところをもってすると、そこにはやはり捨てがたい声調・語気といったものが感じられるためであろうか。

 会話の中に、故事をはさんだりすることも、必ずしも自分の教養をてらうためばかりともかぎるまいが、「どっちみちたいした違いはない」というべきところを「五十歩百歩だ」といい、また「そんなことをすると内かぶとを見すかされるぞ」というべきところを「鼎の軽重を問われる」といえば、簡潔でもあるし、雅やかでもある。古事成語は、読書人社会のことばであり、教養をなんとなしににじみ出させることによって、われわれの言語生活にバラエティを与えるものである。

多様性=Diversityが求められて久しい昨今、昭和の書籍とはいえバラエティという言葉が肯定的かつ前向きに使われているのを見かけて何か救われた気がした。

捨てがたい声調・語気を感じ、そのことを言語化できるのはやはり山田博士が極めちゃった人であり、書かれた言葉がその人柄を超えて届いたという事なのだろう。

同じく山田博士は歴代中国詩選という書籍を残しており、その書を以て「Junの漢詩奇行」が記事にされることになった。

歴代中国詩選のはしがきも、近々引用したいと思っている。

8月15日土曜
23時30分
TechnoBreakのPenis Genesis

On Air

次回、清楚な白山がゲスのどん底に突き堕とされる!

好きな作家の全集

かつて「小林どうかしてる逸話集」という記事を投稿した。

本家「文豪どうかしてる逸話集」のパロディである。

各所にある逸話をそれなりに再提案できるお気に入りの記事だ。

どのエピソードもそこらのWeb上ではそうそうお目にかかれないものばかり。

これが『小林秀雄 クズ』の検索上位にヒットするとGoogleが伝えてきた。

ホームページクリック数1000%超増、だという。

これを機に、ひとつ小林秀雄について、俺なりの薦めを残そう。

文アルや文ストにいまだに登場しない文豪が居る。

彼が文豪と呼ばれた事が無いからなのかもしれない。

彼は文学の神様とか教祖などと呼ばれていたし、自分自身では文士を称していた。

読みにくい、分かりづらいという悪評があるにもかかわらず、入試で頻出の時代があったほどだ。

姓も平凡、名も平凡、二つ合わせて平々凡々とは本人の記述。

にもかかわらず、小林秀雄という四文字の姿形に凛とした風格を感じるのは、私のようなファン心理に限定されているものなのだろうか。

 

 

理系に進学したから、現代文や古典との関わりは高1で終わった自分が、こういった推薦文を書くのは不思議の感がある。

たまたま父がファンで、家の目立つ場所に全集が置かれていたため、大学時代にふと手に取ったのが読み始めたきっかけだ。

家にあったのは旧字体の第三次全集で、慣れるまで読むのに苦労したわけだが、気付けば慣れるまで読んでいた。

ページ数が少なく、タイトルに興味があるものだけ拾い読みすることが出来るのが、全集の良い所だと思う。

この読み方で初めは十分だろう。

 

 

単純に言えば、小林秀雄は読書感想文のプロだ。

「徒然草」という4ページくらいの感想文に現れる、昔読んだ教科書の中からでは決して観えない兼好の人物像。

それが非常な名文で書かれている。

「平家物語」に関しては5ページほどだが、合戦の描写がドラマティカルでその心理と肉体とが鮮やかに想像できる。

小林秀雄との出会いはそれだけで事件だった。

こんなしがないサラリーマンが、日本人はせめて高校生までは古典を学ぶ必要アリなのだと本気で思っているほどなのだから。

もう一度書くが、短文で、興味あるタイトルを拾い読みする事。

そうすれば後は、文章の気迫が自然と読者を引き込んでくれる。

全集第一巻の「様々なる意匠」から読もうとすると必ず挫折する。

 

 

短い文章もいずれ読みつくして、次に何を読もうかと思う人が一人でも居るかもしれないので、その時が来れば文春文庫から出ている「考えるヒント2」への挑戦を薦める(1の方は各テーマが独立していて良くない)。

これをじっくり読んで良かったことは幾らでもあって、広い視野、語彙、言語化能力、文書作成力などを獲得できた。

おかげで、考えの偏ったダメなオトナにならずに済んだ。

言い換えれば、周りがしていない経験を読書で十年先取り出来た。

 

 

今では第六次、新字体で脚注付きで分厚すぎない、親切な作りの全集が出版されている。

一人の作家で全集が生前に四回も出版されるということは非常に稀だという。

彼は、読書についてという短文に「好きになったら、その作家を書簡から何から全部読め」という風なことを、これから来る読書者に向けて言っている。

現代の全読書者の良き先達だ。

 

名付ける

我々TechnoBreakはバンドである。

だから、というわけでもないのだろうが、活動の主として曲作りに励んでいる。

さて、これらの曲が十を超え、向こうに二十が見えてきた。

我々はスタジオ音源に対して開発コードを付け、マスタリング完了と同時にその曲に銘を打つ。

名は体を表す向きからのアプローチではなく、体を名で表すという意味付けをしている。

開発コードとはカッコつけた物言いだが、結局のところは内輪での呼び名というだけ。

これは対外的なものではないので、人に知られることは無い。

そこで今回リリースされるミニアルバム『平成最後の歌』に収録されている5曲の開発コードをご紹介したい。

 

アナル万力教→平成最後の歌Ω

オ〇ム真理教みたいなネーミングをTechnoBreak的な味付けにしたらこうなった。

誰が考えたんだか知らん振りしたい程、自身の発想と乖離したヒドさ。

 

アツい→Utop-Ia

俺以外の二人が大層お気に入りのフレーズが開発コードになった。

そういうことはよくあるので聴いてみて欲しい。

ちなみにIは大文字のアイだが、電気グルーヴのShangri-laを意識している。

 

収録された他3曲は開発コードほぼそのままでリリースの、優等生さんですね。

特に『新世界』に関しては、何故そんなタイトルになったのか思い巡らせながら聴いて頂ければ幸甚。

これだと頷ける名付けがしたいものである。

 

続く

【緊急投稿】小林どうかしてる逸話集

【小林秀雄】(1902~1983)
小林秀雄は日本に近代批評というものを確立させたわりに、文豪とは評されないクズ中のクズ。簡潔に言えば、この方が居なければセンター試験の現代文は小説二題だったと言っても過言ではない程の罪深さがある。坂口安吾からは文学の神様ではなく『教祖』と揶揄されるというエピソードも。

【小林秀雄】(1902~1983)
で、そんな小林秀雄が唯一、真の天才と認めていたのが中原中也。小林は帝大仏文科でランボーに影響を受け、自身も詩の世界に身を投じる事を望んだが、中原の存在を前にしてライターへと転向。お返しと言わんばかりに中也の女を寝取る。
「私は二十歳の頃には女を養ってましたからね。」

【小林秀雄】(1902~1983)
その後、『改造』誌の懸賞評論に『様々なる意匠』を応募し文壇デビュー。当選前に一等の賞金を前借して全額飲む。入選を伝えに来た編集者にも飲ませるが、二等と告げられ唖然の小林。借金返済のためライター業が本格化。なお、一等は宮本顕治『「敗北」の文学』。

【小林秀雄】(1902~1983)
ライターとしての存在感が増すにつれ、文人たちとの飲み会ではその発言力も増加。酒癖の悪さは札付きで、喧嘩っ早い中原中也とは違って、相手が泣くまで延々と説教が続く。相撲部屋で言うところの「可愛がり」の走りである。

【小林秀雄】(1902~1983)
そんな小林の酒絡みエピソード。戦中は従軍記者として支那へ派遣されていたが、現地の米兵相手に酔って絡む。淡々と説教する小林から決定打、ヤンキーに向かって「Go home.」相手ギャン泣き。仏語ならまだしも、英語なんかろくに話せないのに。

【小林秀雄】(1902~1983)
戦後、文人たちとの座談会『コメディ・リテレール(文人喜劇の意)ー小林秀雄を囲んでー』にて、自身が文人としてその広告の一端を担った戦争責任を追及された折「僕は無知だから反省なぞしない。利口な奴はたんと反省してみるがいいじゃないか」と大放言のちゃぶ台返し。

【小林秀雄】(1902~1983)
そんな小林秀雄、戦前から戦後までのかなりの期間、本業も疎かに骨董品の転売で食っていた。小ぶりのぐい飲みなんかは、ジャケットのポケットに捻じ込んでくすねるのが、お気に入りのサイン。後期ではとうとう縄文土器にどっぷりとハマって蒐集。ある日、自分の部屋が土器だらけであまりにも薄汚いのにハッと気付いて、小林の縄文時代は終焉。

【小林秀雄】(1902~1983)
小林は筆先のみならず、味覚も鋭かった。壮年期には銀座の「きよ田」へ頻繁に繰り出す。寿司で食うのは鮪ばっかりという偏食ぶり。挙句、金がないから白洲次郎に毎度たかる。

【小林秀雄】(1902~1983)
晩年には健康維持の名目でゴルフにはまったが一向に上達しない。練習相手の文人仲間とコースに出てはプレーの罵り合いでキャディーを呆れさせる。さらには、ゴルフに半生を捧げた人物の書いた集大成ともいうべき本の評価に「フィーリングが無い」と言って、文字通り引導を渡しちゃった。

【小林秀雄】(1902~1983)
小林秀雄はとにかく無計画な男で、連載がずるずると長期化するのは最早お家芸。随筆なんだから仕方ないねと言わんばかりに延びる伸びる。単行本の印税じゃなくて原稿料で食っているから金がないのだろう。ついに晩年、『本居宣長』が十一年に及ぶ連載の果てに刊行。翌年、その努力賞で日本文学大賞ゲット。

【準々全版】Junの麻婆演義

ここからは船橋から離れて見ていきたい。

餃子の王将 上野公園前店

東京都台東区上野2丁目13−1 萬寿山ビル

例えばチェーン展開している店舗はどうだろう。

上位版の麻辣麻婆豆腐は、残念ながら品切れだそうだ。

麻婆豆腐を注文。

美味くなさそうな見た目に反して、味は普通なのがニクい。

 

陳麻家 東十条店

東京都北区東十条3丁目16−6 第2前田ビル1F

チェーンの比較にもう一つ。

陳麻飯大盛りと担々麺をそれぞれ注文するのが、ここでのJun定食。

まぁ、辛いけども、これを目当てに食いに行きたいとは思わない。

 

元祖からし焼き とん八

東京都北区東十条3丁目17−9

東十条来たら陳麻家じゃなく、絶対こっち。

てことで、番外編、からし焼き。

辛いんじゃなくてむしろ塩辛い、それが捗らせるのよ!

ガシガシ削って入れてくれてる、にんにくも効いてますわ。

肉も豆腐も美味い肉豆腐って食ったことある?

汁は全飲み厳禁、高血圧になって死ぬほど美味いゾ、と。

ここ入れなかった時が、陳麻家行くとき・・・。

 

支那そば屋 インデアン

東京都北区豊島3丁目14−11

界隈からもう一軒。

本店は蒲田蓮沼にあるそうですが、未訪問。

銚子駅前にもあるっぽい(発見すれども未訪問)。

こちら、支那そば&カレーライスというド直球ハイブリッド店。

そこに、なんと麻婆豆腐があるのよ・・・。

カレーライス大盛りで、先にカレーを消費。

しかる後、残り飯を麻婆豆腐で頂くのがここでのJun定食。

カレーは癖のある苦味で好き嫌い別れる事請け合い(俺は好き)。

汁物が欲しいときは支那そばも注文。

清澄淡麗で品の良いら~めんが頂けます。

担担麺もあるゾ、と。

俺の贔屓目があるかも知らんが、オイリーで美味いよ(笑)

 

究極の麻婆豆腐専門店 火の鳥

東京都江東区亀戸5丁目4−9

亀戸駅から徒歩三分ほど、随分と挑戦的な名前の店だ。

ハードル上げ過ぎじゃねえかなあとか。

至高は?!ねぇ、至高は?!とか色々考える。

トッピングが豊富で、夜はそれをツマミにできる。

しかし、飲み屋として使えるまでのメニューの用意はない。

あと割高すぎる。

パッと食って、サッと出る店だ。

さあ、はたして究極の麻婆豆腐とは。

その容姿は紛れもなく異形。

さながら、リメイク版椿三十郎のラストシーンである。

腹に飯を入れる効率としては、たしかに究極と言えるだろう。

さらに、味の方は麻の効いた満足度の高いものであった。

カレーは飲み物、ラーメン汁物。

麻婆豆腐は?

離乳食。

究極の答えがそれだ。

こういうお店は潰れないといいな。

 

龍朋

東京都新宿区矢来町123

東西線神楽坂出てすぐ。

界隈ではチャーハンの有名店。

ネット記事がまた出ていたのでとうとう行くことにした。

はい、これが一日何百食も出るチャーハン。

みーんな、注文してた。

チャーハンしっとり、味しっかりDixi .

んで、肝心の麻婆豆腐なんですがね。

運ばれてきたのを見た途端に感じたんですよ。

あ、これ違うなって。

食ってみて確信ですよ、違うの。

史上最強に優しい味なの。

とってもクリーミーでコクまろなのよ。

下手すりゃ、あん肝でも入れてるのではってくらいに。

いやあ、笑っちゃいましたよ。

ずーっと似たような味食ってきてたから、これは良い。

愛され店舗になるのも納得。

 

中国料理 礼華 四君子草

東京都千代田区有楽町1丁目1−2 東京ミッドタウン日比谷 3F

さて、地元を離れた以上は高級店に行ってみねば・ザビ。

ワインに合わせる、フレンチのような中華料理。

その新たな潮流を、ヌーベル・シノワと呼ぶそうだ。

俺は憑りつかれた様にその手の店を調べ上げた。

この記事の締めくくりに相応しい店はどれだ。

新宿御苑前と南青山にもその看板を上げている。

ここだ。

より美味いものは、空気で食わすものだ。

はるばる山の上まで行かずとも、握り飯を美味く食わせる空気だ。

しかし、これはミスだった。

東京ミッドタウンの夜景を期待したが、白い壁ばかり見渡せる。

(新宿御苑と南青山なら、心穏やかな緑に包まれているかもしれない。)

気をとり直して前菜に刺身、叉焼。

大山どりの唐揚げ四川朝天唐辛子炒め。

季節の羊肉料理。

中華料理の脂を紹興酒で流すのも良いが、ワインも格別だ。

というか、おい街中華、ワインを置いてヌーベル・シノワを名乗れ。

さあ、いよいよ目当ての一皿が来る、その味わいはどうだ。

笑止千万ヌーベル・シノワ。

 

横浜中華街 熊猫飯店

神奈川県横浜市中区山下町106−1

高級店がダメなら足を伸ばして中華街!

でも、店多いんだよ!

口コミも本当かどうかあてにならねえよ!

迷った挙句、接客・価格・味の三拍子揃った出来過ぎ店舗へ。

小学生くらいの娘さんが奥のテーブルで宿題してたよ。

積極接客してくれたから、オジサンは和んだ(笑)

さて、肝心の中華街麻婆だが・・・。

これは、完全に肉料理!!

写真を見れば豆腐:挽肉の均衡が逆になっていることが分かるだろう。

いや美味かった・・・船橋の川菜味と頂上決戦、はるばる来て良かった。

 

【緊急企画】メンバーの好きなトコ10個書く

あんたがこの記事を読む頃、俺は此処に居ない。

一足先に眠らせてもらっているよ。

一足といっても、だいたい二十日ほど前だけど。

あの日の星空?

今すごく動揺してるんだ。

Shun

1 下らないトコ

2 でもわかってるトコ

3 美味しいもの好きなトコ

4 俺より怒りっぽいトコ

5 突き詰めるトコ

6 サイコパスなトコ

7 それをコントロールするトコ

8 俺が言うことにまだ笑ってくれるトコ

9 メンバーを気遣ってくれるトコ

10 結婚してないトコ

 

Sho

1 本読んでるトコ

2 長いこと正社員やってなかったトコ

3 酒が生活の一部ってトコ

4 何よりドスト

5 最近の生き方とか

6 今までの思索の過程も

7 バンドいちの名役者

8 ギターの手癖でよく弾くアレ

9 あ〜、9個目にして長考、良いよねこんなんで?

10 結婚してるトコは嫌い

 

Jun

1 内包する自己矛盾

2 自己犠牲に近い情熱

3 救いを与える自己完結

4 把握しきれない修辞法

5 場違いな発言の妙

6 私は作家。ライターじゃない(はあちゅうさん)

7 自傷相当暴飲暴食上等

8 逝け墓

9 免許無くしたら残るのは挨拶

10 クズだけどクスッとしちゃう

 

あんたらも書いて良いんだZE?

TechnoBreak Shun一万文字インタビュー

インタビュアーJun

では、よろしくお願いします。

Shun「オチンポ(挨拶)」

それはつまりどういう?

Shun「May the Penis be with you.ペニスと共にあらんことをという事です。」

ちゃんと英語の発音はピーニスって言うんですね。

Shun「ピーニス(指三本立てた手の甲をこちらに向ける)」

それはどんなサインですか?

Shun「アナキズムのピース、ピーニスです(指三本立てた手の甲をこちらに向ける)」

なるほど。では、Shunさんとオチンポの関係についてお話しください。

Shun「まあ、山と同じで、一つの信仰なんですよね。なにせ、生まれた時からそこにあったわけなので。それがある時を境に自分自身と、文字通り手が離せない、切っても切れない関係になったんです。」

オナニーを知ってしまった、と。

Shun「そういうわけじゃないんです。いや、そうです。そういうことで大体合っています。九分九厘それです、そういうことにしていただければ。」

えぇ。

Shun「オナニーはマスターベーションとも言われますが、マスカキのマスとの関連ははっきりしていません。mass、質量が語源になっているという説もあるようですが、個人的には数学のmathから来ていると考えていmath。」

オナニーは数学であると?

Shun「オチンポ(同意)」

Physical Training、肉体訓練とも言われているオナニーを、理性的な脳内の情報処理の方へと関連付けているというのは非常に新しい発想だと思います。

Shun「え・・・?そ、そう、ですね。えぇ、えぇ、そうだと思います。オチンポ、オチンポ(納得)」

マスターベーションから『マ』を取り去って、スターベーションにすると普遍性や汎用性が高まると思うのですが、その点については?

Shun「随分ときらびやかですね。部屋に一人こもって行う自慰というイメージが、ミラーボールがあるようなステージ上で行う一種の自己表現へと昇華しているようです。そんな未来の到来を誰が予想したでしょうか。」

そうですね、言わばオナニーユニバースです。

Shun「商標登録しましょうそれ。ザーメンをデータで射精(だ)す世界ですね。次世代オチンポ(性器)というデバイスの獲得が待たれます。」

理想性器ということでしょうか。

Shun「はい、それは体積をほとんど持ちません。」

ある意味で点、ある意味で線ということですか。コンパクトですね。

Shun「オマンコも必要としません。それはオチンポ(性器)でありオマンコなのですから。」

アルファでありオメガであるということですね。

Shun「そうです。オチンポ(性器)は1を表し、オマンコは0を表します。従来はこのデジタルな相性の妙がありましたが、これからはオチンポ(性器)でありオマンコなのです。」

量子化されているのですね。二つの状態が重ね合わさっている。

Shun「存在自体がSex、これが新しいオナニーに求められていると思います。オナニーが持つ長所と短所を、セックスが持つ長所と短所で補い合っています。結局は長所もあれば短所も残っているという事になるのですが。What is your sex?」

Hmm…Yes.

Shun「Oh, fuck. Well, what is your name?」

Hmmmmm……Yes.

Shun「Oh, Jesus.」

虚無の話はこれくらいにして、インタビューを続けさせていただきますね。

Shun「オチンポ(同意)」

尿道での喫煙の経験は?

Shun「20代の頃はよくしていましたが、最近はしていません。電子タバコ黎明期の頃にもしていましたが、今は全くやらなくなりました。オチンチンからニコチン摂取したら二個チンコできるかなと思って始めたことだったのですが。」

本気なら命を懸けずに精子を翔けろ、という言葉もあります。

Shun「命が惜しいわけではないんです、決して。ただ、股間には常にポテンシャルを秘めていたいというか。バイアグラの倍ぐらいは。だから、チンピクで起こした摩擦熱を利用してお茶くらいは沸かしたいんです。大人の玩具の機能を持ち合わせたイチモツというのに興味を持たない世の女は居ないはずです。」

男性器を模した性具を模した男性器を訓練によって獲得するという?

Shun「オチンポ(同意)」

挿入しただけで潮吹きしそうです。

Shun「女性は何度でも絶頂を迎えることができるってan•anに書いてありましたので大丈夫です(鼻ほじ)。“彼との愛を深める”、“愛されボディ”を作る上でも、“いまカラダに足りていない”“愛とSEX”との“最強の出会い”。“今、モテる男”の条件として“本気の”チントレは、“大人の男”が“しあわせの引き寄せ術”ないし“恋の処方箋”として必須です。」

それは“開運のルール”ですか?

Shun「“開運行動学”ですね。チンピクは“開運レッスン”ということです。」

な、なんと、2018年と2017年の3月末に全く同じタイトルで出版されていて吹きそうになりましたよ。

Shun「2015年の3月末に江原啓之が出てから、その一年後にも全く同じタイトルなので、実は4回出ています。それ以前は手相が定期的に出ていたようですね。このチンピクの唯一の弱点は、その振動で自分自身がイッてしまうんじゃないかということです。」

地球の自転で酔う人ですね。

Shun「えぇ、“痩せ”も“恋愛”もあったもんじゃありませんよ。あとは年1回くらいの犬猫特集。あの、そろそろ言っちゃいますけど、このインタビューは私の意見では無くてJunの妄想ですからね!実際にはこんなインタビュー受けてませんから!」

うん、これは全部俺の観念。この手の内容が毎週毎週って、侮辱も甚だしいって思うわけ。だけど、俺みたいなのがこんな風なこと言うとハァ?ってなるじゃない。それは『そっとしといてくれよ…』なのか『放っとけよ!』なのか、どちらのスタンスなのか。つまり『分かってて買ってるのか』それとも『深く考えていないのか』そこが気になるんだよ。まあ、それでも俺の知ったこっちゃないって言われるだろうけど、共存していこうよという提案を喧嘩腰でやってる俺にも非は多分にある。

Shun「まぁまぁ、分かりましたんで、落ち着いて下さい。じゃ、一枚ずつ脱いでいってもらえますか?」

AVのインタビューになってるじゃねーか!!

AI文学を翻訳して人間性を取り戻せ

5ヶ月前のことだ。

俺たちのバーガーキング(ハイネケンも売ってる)からNEWSが届いた。

AIに自社商品のCMを作らせ、それを公開したというものだ。

半年ほど経ってようやくそんなNEWSを見知ったのが先日の話。

すごく挑戦的だし、挑発的だし、その実験結果を早速見てみた。

すると、俺の期待通りAIは妙ちきりんなミスを連発し笑わせてくれる。

というか、そういうジョークなのだろう。

すげぇシュールなのだ(AIのふりして人間が作ったジョークという説すらある)。

もちろん、動画には和訳や解説が必要で、色々なサイトにまとめられている。

ひとしきり笑った後、ふと思った・・・。

何処のサイトも、和訳に気愛がねえ!

俺の文学精神にムラムラと血が滾り、屹立するのが分かった。

1st contact Math Chicken Tender+++

https://www.youtube.com/watch?v=cS8H9-9hzzE

Gender reveal bad.
Tender reveal young.
It is a boy bird
with crispy chicken tenders from burger thing.
Like a lavender but minus one.
Math is tasty.
Tender + sauce equals romantic dinner.
Eat the math.
Pick two of these for six money bucks.
BK logo appears.
ジェンダーは悪いことを示す。
テンダーは若いことを示す。
それは少年の鳥だ。
バーガー何とかからクリスピーチキンテンダーと共に。
まるでラベンダー、けど一つ足りないんだ。
美味なる数学。
テンダー+ソース=恋に夢中の晩餐中。
この数学を食え。
2本で6ドル。
BKロゴ出現。

先鋒からジェンダーに対してこの大上段!

AIならではのこの判断!

この勝負に次鋒は要らねえぜ!(実際無い)

boy birdってのもセクシャルな匂いがプンプンだ!

文学的詩的な押韻から数学への飛躍!

4本なら12ドルだね!

たまげたなあ。

 

2nd impact Chicken Fries beat Potato loser

https://www.youtube.com/watch?v=rwY-L07eu8A

Is it bird? Is it Plane?
It was bird.
Now it’s chicken fries.
Burger King logos.
Chicken is the new potato.
We are not sorry the potato deserved this.
Chicken Fries from Burger King.
Forget potato.
Barger King logo appears.
それは鳥?それは飛行機?
それは鳥だった。
それが今ではもうチキンフライ。
バーガーキングのロゴス。
チキンは新時代のポテトだ。
ポテトの価値がこの程度でも俺たちは悪くない。
バーガーキングのチキンフライ。
ポテトのことは忘れろ。
バーガーキングのロゴ出現。

ハイ、中堅。

CIAの尋問かよ!!

見てる前であっという間にフライドチキンにされちゃったら、誰だってコロッと転向しちゃうよ!

完全に洗脳されて俺たちも新時代を生き抜こう!

ポテトのことは忘れた!(転向)

 

3rd strike Chicken Sandwich Crossing Encouraged

https://www.youtube.com/watch?v=xw1xX-yU0oM

The chicken crossed the road
to become a sandwich.
Burger King encouraged the chicken
made with white meat chicken.
Bed of lettuce for you to sleep on.
Bed of mayonnaise for extra sleep.
The chicken sandwich from Burglar King.
Tastes like bird.
BK logo appears.
鶏が道路を渡ったのは
サンドウィッチになるためだよ。
白い色したお肉のそのニワトリを、
バーガーキングは励ましたのです。
レタスのベッド、その上で眠って下さい。
マヨネーズのベッドで、さらなる眠りに。
強盗キングのチキンサンド。
その味は、まるで鳥。
BKロゴ出現。

さて、折り返しの副将戦。

文学、数学、尋問と来てお次は歴史の時間。

長く語り継がれて来た謎に、また一つ下らない解が。

どうして鶏は道路を渡ったの?

サンドウィッチになるためだよ。

ねーよ!

どこのサイトも『鳥のような味がします』って訳してたけど、それはそれで無機質でいいかもね。

 

4th be with you Whopper Mansion Title

https://www.youtube.com/watch?v=zrD2fSJFZ_Y

The whopper is back, it never left, but it’s back.
Flame-grilled just like you.
With vegetables fresh and flying just like you.
The whopper lives in a bun mansion just like you.
Order yourself today.
Burger King
Have it Uruguay.
BK logo appears.
ワッパーが帰ってきた、去ってもないが、帰ってきた。
火で炙られてるのは、あなたと同じ。
新鮮な空飛ぶ野菜と共にあるのは、あなたと同じ。
ワッパーがパンの屋敷住まいなのは、あなたと同じ。
本日のご注文はあなた自身。
バーガーキング
好きにウルグえ。
BKロゴ出現。

俺たちのワッパーさんが大将だ!

スゲえ期待感煽りまくり、流石ワッパーさんだぜ!

こっからは、自分の半端なリスニング能力を祝福したいね!

just like you楽しすぎるだろ!

これは流行語になること間違いなしだ!

いいや、俺は毎日使うね!

そして視聴者はBK商品の一つになりましたとさ。

スティーブン・キングのAIかよ。

もしくはスティーブン・ホーキング。

ホーキングが意味するのは永遠の命。

 

さあ、記事を読み終えた諸君!

あなた自身を注文に行こう!

今ならワッパーの中にオニオンリングが入ってるゾ!(ハァ?)

 

誤訳、超訳、ご愛嬌。

【ラジオ続編】男爵じゃなくてカリオストロ伯爵だろ!!

「ウチの職場を紹介する短い動画を作って下さい。」

特命である。

結成された俺たちのチームは三人、他のチームも並行して制作する。

「そこで今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます。」

バトル・ロワイヤルである。

山本太郎は議員になった。

まあ、もう悪ノリですよね。

職場で一番デスクが荷物で溢れてて、観光名所と化てる人の所に取材ですよ。

デスク撮ってたら、その人が隣で物凄い勢いでお局にド説教食らってる音声まで録れたので、動画のコンセプトが全く変わったものになってしまいましたとさ。

教訓

見よ!現場のリアル!!

 

 

 

現場のリアルと言えば、アナルですよ。

カッコいい彼がバイオリン職人?!

ケツにでも捻じ込んでおけよ!!

クッソーー、悔しいぜ!!

コイツら音楽で盛り上がってやがる・・・。

これもう俺らがしてるオナニーじゃねえ!

5Pだ、ファック・・・。

耳をすませていたら、

スタングレネードかよ!!

(あー、このネタ船橋ノワールで使ってもよかったなあw)

リアル

イデアル

アナル

動画です↓

酒飲んで寝ます。

Youtube:

ニコニコ:

SoundCloud:

新曲発表 平成最後の歌Ω

ウン、ウン、ウンウンウンウンウン!

「誰が狂人?」「アイツらがな。」

アィィィィィィィィッッヤッ!!

「俺たちは?」

 

てことで、お待ちかね!

新曲できました!!

洗われた、洗われた、洗われた

アイツらが、洗われた

誰に何処洗われたかって、それは、フフ・・・ねぇ?

オイ!!!!!

オイ!!!!!

オイイィィィ!!!!!!

急にキれるな?

 

はなまく〜〜ん、はなまく〜〜ん

生挿れ中出しはなまく〜〜〜ん

はなまさ〜〜ん、はなまさ〜〜ん

王手飛車取りはなまさ〜〜ん

お前の乳首に駒をピシャリ!!

駒が成る!駒が成る!

駒がオナる!!!

後手、7三乳首成る。

乳首の性能アップ!!

4回転!ドピュッ!!

槍V.S.砲台じゃねえか・・・。

 

じゃ、新曲です。

 

Good news, bad news.

「どちらから聞きたい?」

 

先ず、悪い方。

 

ついに船橋にも、なりたけの流派を継いだラーメン屋が5月4日から開店!

 

その名も、こってりラーメンさるたけ!!

 

京成船橋駅から徒歩1分!

 

これは毎晩食ってしまうだろうが!

 

ねぎメンマもやしチャーシュー浮かべて(Flotter)沈めて(Évier)巴里千葉津田沼西は錦糸町東は幕張都内行くなら南池袋、お店のコンクリお店のコンクリ脂でツルツル麺ツルツル併せてツルツルホバークラフトラブクラフト、筆舌に尽くしがたい真白き闇に呑まれる前に巻き起こせMaelstrom、一心不乱異口同音に唱えよ超ギタ精神統一SAN値が狂気。

 

肥るね!地元にできちまった暁には五臓六腑が一斉にフォアグラと化すこと請け合い!!

 

で、先日夜にちょっくら行ってきました。

 

夜は三猿酒場という居酒屋スタイルになっており、ラーメンは昼間のみのメニュー。

 

「また昼に来ます!」と言って遁走。

 

『昼じゃ来られねえだろクソが!!』と超ごってり麺ごっつにすら吐かないような暴言を内心で思いつつ

 

真っ直ぐ宗庵行ってカルボナーラ豚つけ麺食ってきた。

 

 

 

 

 

ナニ自分は無関心みてーなツラしてやがんだよ?

 

なりたけじゃなくて成田行くか?24時間営業の背油ラーメン宮本行くか?

 

いいから聞け、良いニュースの方だ。

 

下へスクロールしな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もっとだ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TechnoBreakが今までに制作した全14曲のうち11曲が配信開始!

 

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岡山旅行で死ぬほど食いたい店はココだ!!

おちんぽ!

 

生きてる??

 

GW中はアルコール類とラーメンのスープ以外水分は一切取らないという、エクストリームスポーツを誰にも告げずにやっていた、TechnoBreakのJunです。←支援が必要ですCD買ってください

 

おま○んこも潤々ですか?

 

GWなんて何なんですか、Gay Weekですか、じゃあおま○んこついてねぇから潤々じゃあねえな!ぶん殴るぞ!!

 

 

 

さて、あと3時間でGW(Gay Week)が明ける。

 

GW(Give me chocolate Week)が明けるとどうなる?

 

知らんのか、仕事が始まる。

 

嫌じゃ!!

 

現実逃避に旅行計画を立てて、いざ行かんって時に備えるぞ!フォローミー!!

 

RPG!!

 

 

 

弘前でいちご汁とか、仙台で牛タンとか、富山で蟹とかどれでもいいけど、あんまし取り沙汰されないところがいいよね〜♪

 

そうだ、岡山行こう!

 

人はパンのみで生きるにあらず。

 

津山名物ホルモンうどんによる!!

 

じゃ、行こうか(YamaguchiOkayama)

 

おち○んぽダウン!!

 

 

 

第三位!水島食堂

https://r.gnavi.co.jp/70ut79690000/

 

美作加茂駅から徒歩十分くらいでしょうか。

 

ここだぜ!ホルモンうどん!!

 

津山駅周辺には、検索すれば沢山のグルメスポットがあるが、広島観光のついで←オイに寄るようではディープではない!!

 

もっと奥へ!山奥へ!!

 

まぁ、食べ比べの意味でも良いのではないでしょうか。

 

 

 

第二位!ひなせ

https://r.gnavi.co.jp/537ajecv0000/

 

美作加茂駅から、やはり徒歩十分ほど、とは言え前述の水島食堂よりは少々手前にあります。

 

ひなせとは即ち、日生!

 

岡山県備前市にある海産物のプレステージと名を同じくするこのお店。

 

なんと、お好み焼き屋さんだという・・・。

 

しかし!

 

しかしである!!

 

岡山県備前市日生にあるご当地グルメ、カキオコ(生牡蠣使用のお好み焼き)を現地に行かずとも食べられるという名店なのである!!

 

もちろん牡蠣の旬の時期限定だが、驚くべきことに岡山の養殖牡蠣は国内第三位であるという。

 

それが、海岸部に行かずとも山奥で味わえるんであれば、地元の方々が行くのも納得だ!!

 

まぁ、食べ比べの意味でも良いのではないでしょうか。

 

 

 

第一位!焼肉藤良加茂店

https://r.gnavi.co.jp/8hkwunx70000/

 

美作加茂駅の目の前!

 

なんでも、料金の割に沢山のお肉が提供されるという、岡山といえばやっぱりお肉ですよね!!

 

人はパンのみで生きるにあらず!!

 

そういうことですよ。

 

とは言え、津山駅から三駅先の高野駅に本店があるんですがね。

https://r.gnavi.co.jp/ay4ukcj50000/

 

まぁ、食べ比べの意味でも良いのではないでしょうか。

 

 

 

あ、今とりあえず美作加茂の旅館調べたら駅近に一件あったからよかった。

 

よっしゃ、時間さえあれば行けるぜ!!

 

行こうぜ!肉とか魚、ホルモンうどん食いに!!

 

毎日でも食べたいラーメン店はここだ!

覇威耶ーーー!!お腹空いてる?!

焼肉→回転寿司→体が冷えてラーメンで〆が黄金コースのTechnoBreakJunです。

ラーメン美味しいですよね。

一食千円になってしまって少し躊躇するも、店に足を踏み入れた以上はスペシャル全部のせ麺大盛りライスにビールとかやって二千円超えるこの感覚がハイな証拠。

でも、駅ナカ寿司屋とか行くと四千円超えたりとかもありえるので、ラーメン高コスパって言う算段よ!

そんな私がお勧めするのは、こってりらーめんなりたけ!

お好みのリクエストしてない段階でこってりだから、覚悟して行こうな。

あっさり<ふつう<ギタ<ギタギタ<超ギタのランクになってるから、こってりに興味ある人はギタあたりから攻めるのが良いかしら。

なりたけに一発KO背脂ドランカーになっちゃまった俺は、適度に酔った後の〆に超ギタでオーラレインボーの夢見るゾ。

中太麺ってのは空腹時にワシワシ食う分には良いが、基本的に先に何か食った後の胃袋に追撃かますことが多いので、出て来るスピードとしても個人的には細麺派ですが。

だもんだから、なりたけ系で細麺の店っての知っててオススメだって場合には、情報くれよな!

ま、とにかく、こんだけ傾いてれば名店の烙印ズドンなわけです。

シリーズ化はないと思うが、ふと思い立ったんで勢いで書いた。

マスカキも勢い!モノ書きも勢い!

タイトルと真逆だが、今週は三日行ってるから、自分でもマズいなとは思ってる・・・。

でも大丈夫、今までもそうだったから!落着!